宗安寺」と「市野砦」と「米津浜の雨ごい」。

 

姫街道市野宿の北にあるお寺と昔のお話。

静岡県浜松市中央区(旧東区)市野町167-1

駐車場あり。トイレあり。自販機なし。

 

室町時代開創の曹洞宗古刹。

江戸初期の地域の代官、市野氏の墓がある寺。

 

 

檀家さん寄贈の三重塔。

 

 

これには驚きます。

 

 

かわいいベンチ!

 

 

大陸系の動物までいます。

このベンチ

千年後くらいに発見されたら

歴史を混乱させるかも( *´艸`)

 

このお寺に関わる昔話。

 

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1800年代の初め頃

春から雨が降らず夏を迎えてしまう年があった

 

稲は枯れ年貢どころではない

 

村人は宗安寺の和尚に

雨ごいをお願いすることに

 

今雨ごいをすれば洪水になる

と和尚は言うが

それでも祈祷をすることになった

 

祈祷をはじめ7日が経ったが雨は降らない

 

すると和尚が

最後の祈りをするから米津浜に行こう

と言い出す

 

村人は一緒に浜へ向かう

 

和尚が海の竜神に向かって祈ると

強い雨が降りだした

 

 

和尚の指示で持ち出していた”長持ち”には笠が入っており

村人たちは傘を被り家路についた

 

洪水となり田畑は水浸しになったが

村人は喜んだ

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そういう和尚様がいた宗安寺。

 

海上から張り出す異常な高気圧が邪魔なことに気づいていた和尚は

 

祈るフリをして 上半身をバタバタさせて

陸風を起こしていたのかもしれません。

 

そんな馬鹿な…と思う方は

祈るだけで雨を降らす方が簡単だよ派。

 

話は変わり

宗安寺の南隣には昔

楞厳寺というお寺があったそうで

 

今川軍が井伊氏を責めるために布陣した場所ということです。

 

 

な~んにもありません。

 

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