おはようございます。


今日はプライムビデオ。




「Winny


みなさんはファイル共有ソフト「Winny」の存在を知ってるだろうか。
自分は存在は知っていたが、映画などの動画が使いようによっては無料で観れる(違法だが)、ぐらいの認識しかなかった…
その開発者が逮捕され、著作権法違反ほう助の罪に問われた裁判で無罪を勝ち取った一連の事件(実話)を映画化した作品。
ナイフを作った人を罪に問えるのか?
考えさせられる…
「勝ってよかった」という単純なものではない。
もし第一審で有罪判決を受けた時に罰金を払っておけば社会的には解決し、開発者(金子勇氏)はプログラムの世界に戻れたはず。でも彼はそうしなかった。未来の開発者のために戦った。「勝つ」というハッピーエンドにしなかったことに、この映画の強いメッセージ性を感じる。
ちなみに金子氏は7年半かけて無罪を勝ち取ったものの、その約2年後には、急性心筋梗塞でこの世を去ってしまうというなんともやるせない結末。
金子氏は紛れもなく天才。
今も生きていたらと考えてしまう。
エンドロールに流れる本人映像も見逃せない。

「本作は、開発者の未来と権利を守るために、権力やメディアと戦った男たちの真実を基にした物語である。」  

東出昌大の飄々とした演技もよかった。


2023年、126分。

Filmarks評価、☆3.9。

35/62。