おはようございます。



ドイツの現役弁護士作家のベストセラー小説を映画化した、社会派法廷サスペンス。

とある資産家が殺された事件。多くの人が注目する中、黙秘を続ける犯人。何故資産家は殺されねばならなかったのか?この事件を担当することになったトルコ人の新米弁護士が犯人の隠された動機を解き明かしていく、という話。

この事件は実話ではないが、実際にある法律に基づいて作られており、フィクションながらドイツの暗部を暴き、記録的大ヒットとなった。

戦争が生んだ負の遺産。

骨太でシリアス、重たいテーマだが、よかった。122分と比較的長い映画ではあるが、ダレることがない傑作。

法律が必ずしも裁いてくれるわけではない、きっと善悪を決めるのは自分自身。

最後もなんか切ない。


「死者は報復を望まない」