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今でこそメディアはあらゆる所に氾濫し、情報ソースはどこからでも手に入るように。

でも僕の思春期の情報ソースは、ほぼラジオからだったと言っても過言ではない。

ラジオが僕を大きくしてくれた。

古田新太やスネークマンショーが、ある意味大きくしてくれた(脱線御免)

ラジオがあったから、同世代が普通には知り得ない種々様々な名曲・アーティストに出会えた。

清志郎さんに早くに出会えたのもラジオのおかげ。


『繋がっているのは、曇った空(星屑の空)だけじゃなくて
ぼくらの心、そう、いつも何処かでひとつさ、きっと』


「どんなに離れていても見てる空は一緒」なんて使い古された言葉があるけど、「ラジオ」だったり「音楽」だったり、もっといろんなもので、人は繋がれるんじゃないだろうか、なんてね。

『いつも何処かでひとつさ』

『遠い空の向う』にいる清志郎さんのいつもと変わらぬ歌声と笑顔で、僕に語り掛けている。

目の前には、今まで見たどんな虹よりも美しい、やさしい虹が掛かっていた。