明日この世界が滅びようとも・・・。

季節はずれの南西風・・・都心では
瞬間風速25㍍なんて突風も吹き荒れ、竜巻注意報なんて
物騒な注意報もでた。

そんなことが起きた翌日にもかかわらず・・
１週間で溜め込んだストレスは
すでにはけ口の矛先を無くし・・

同じような輩達が
問答無用で釣りに行こうと集まっちゃう。

ひさびさにクラブの面々での釣り・・。

でも想像通り・・いや想像以上に
海は悪く・・・

予定の渡船ができず・・・予備の場所もダメ・・。

早朝５時・・・

私たちは流浪の民となる・・。

苦し紛れにたどり着いた場所には
こんな風景が広がっていた・・。

魚が釣れようと釣れまいと・・・
こんな絶景に包まれて糸を垂れることの嬉しさよ・・・。

そんな気持ちがみんなの釣りを
本当に楽しいものにする・・

ほとんど貸切のこの場所に
大笑いの声がこだまする。

その楽しさが届いたのか
魚たちが楽しさをさらに豪華にしてくれる。








思わぬ釣果に時間いっぱいまで
力いっぱい遊んだ・・・

気が付いたら
すっかり陽は傾き・・・

朝とは違う景色が

楽しき１日を
綺麗な赤で染める。

この充実しすぎた１日に感謝なんか
したりしたら・・・

最後に神様がこんな風景をプレゼントしてくれた。

この宝石のような黄昏を眺めながら

開口　健 　さん　の言葉を思い出した。

『明日、世界が滅びるとしても
　
　今日、あなたはリンゴの木を植える』

こんな素晴らしい景色、環境、世界。
なんとなくいつまでも続くと良いなと思ったりした・・。