Stories In White

Anoice(アノイス)の今月7月に発売された

新譜(7th Album”Stories In White”)を
渋谷タワレコで購入した。

残念ながら当該バンドの全アルバムは網羅しておらず、

3rd、5th、6thアルバムのみの所有となる。
ところが3rdアルバム”The Black Rain”、

5thアルバム”Ghost In The Clocks”そして
今回の7thアルバム”Stories In White”は

人類近代史を描いた3部作となっていることが
分かった。

Anoiceはシネマチックインストバンドとも呼ばれている。
映画音楽と言うと、インストでストリングス系が効いた叙情的な
曲のイメージが強いが、当該バンドのオリジナル曲はもう少し聴く者の
内側にグイと食い込んでくる。

自分がボーカルメインの音楽を主流に聴いており、趣味でバンド活動も
行っているがインスト曲は披露したことあれど、パーマネントの
インストバンドを演ろうとしたらかなり勇気がいる(逆に興味もあるが・)。
当たり前だが、ボーカルの存在の比重はかなり大きい。

Anoiceの魅力は聴く者によってそれぞれなんだろうが、
個人的にはピアノ含み水滴のように水分含んだ楽曲と
ギター&ドラムが前に出る乾いた楽曲の混在バランスの
センスの良さだと思う。

今回の7thアルバム”Stories In White”は3部作の最終章と言うことで、
どれが良いみたいな話は野暮なんだが、でも通しで聴くと、
一番好きかな。
これも下世話な書きになってしまうが、暑い夏に聴くと
内面を心地好く出来る。

ライブも一度だけだが、2022年の東京ライブを高円寺Highで
観たことがある。
スタジオ盤と異なり熱量が発生し、アグレッシブな印象であった。
長尺”The Rain Maker”を是非生で聴いてみたい。