岡田武史(サッカー日本代表前監督)と羽生善治(将棋棋士)の対談

岡田監督
一定水準まではデータ重視で勝てる。
しかし、確率論では勝ちきれないレベルが必ずやってくる。
ほんとうの勝負はじつはそこからだ。

答えを模索しながら思考やイメージを
どんどん突き詰めていくうちにロジックが絞り込まれ、
理屈がとんがってくる。
ひらめきはその果てにふっと姿を見せるもの。

カンが冴えているときは、
ここが勝負を分ける分岐点だなという勝負どころ、
こんな複雑な状況もこういうプロセスをたどって、
最終的にはこういう局面に落ち着くだろうといった流れ、
そういうものがとても正確に読めるもの。