名古屋国際女子マラソンで37歳の弘山選手が残り1KM、TOP独走の渋井選手を抜き去り、10度目のマラソンで初優勝した。なかなか優勝できず、引退を考えたレースだったそうだ。渋井選手はスタートからトップを独走、ときにペースを変えて戦略が見え隠れする。弘山選手は35KMまで我慢のレース。先を行く渋井選手の背中をただ1点見つめて追う。38KMすぎギアが変わったようにペースアップ。ゴール1KM手前で渋井選手をとらえると一気に抜き去りベストでゴール。意志の強さを痛感したレースだった。勝負には、天の時他力も必要だ。取り組む際の決意決心の強さが勝負のカギをにぎる。