満開の桜の春の日にくりん爺は逝きました
昨日とは違い、今日は朝から天気が良くて
寂しさも、少しは紛れるのかもしれません
河川敷や公園、山々にもソメイヨシノが満開に咲き乱れ、薄紅色に彩り染めてくれています。
くりん爺は、逝ってしまいました。
このブログでも、くりん爺、くりん婆と一緒にいろんなところへ行きました。
何処に行く時も、2人はいつも手を繋ぎ、くりんの後をゆっくりと付いてきていました。
2人で何かを話しながら、ゆっくりと…
斎場に行く途中には、一面を黄色に染める菜の花が咲く風景がありました。
ここにも一緒に来たよね
くりんの趣味の御朱印をもらうために、神社やお寺にも行き、マンホールカードも一緒にもらいに行きました。
いろんな所に行ったよね。
くりん爺は、自らのカタチを変え、天高く上って行ったんだよね。
昨日と違い、今日は朝から天気が良くて
山々を彩る満開の桜も綺麗に見えたよね
下から見ている、くりん婆の姿に気付いたかな
昨日と違い、今日は朝から天気が良いけれど
くりん婆の寂しさは、大きくなるばかりです
くりんの胸にも大きな穴が空いたままです
ダイニングに1つだけ空いた椅子、くりん爺とくりん婆が並んで座っていたソファー
笑顔のくりん爺の写真と、およそ30cm四方の箱として家に帰ってきたくりん爺
くりん爺は、茨の道を進むための「とげ抜き」や三途の川を渡るための「六文銭」、笠、杖を持って、49日間の旅がはじまりました。
最近、くりん爺は、脚元が覚束ないけど、しっかり修行の旅が続けられるのだろうか、隣で旅を支えてあげたいのだけれど…
心配は尽きません…
隠岐にいて、くりん爺の最期の時に間に合いませんでした
くりん爺に何もしてあげていないのに
まだまだ一緒に居たかったのに
くりん婆とくりんを
これからも見守っていて欲しい
くりん婆が見る風景を、くりん爺も一緒に見ていて欲しい
昨日と違い、今日は朝から天気が良くて
満開の桜の春の日に
くりん爺は逝きました
もし生まれ変わっても、許されるなら、また、くりん爺とくりん婆の子供でいさせてほしい。