意外とハード&面白い ブタミントンで熱い戦い | ろーちき(たくさん) しまね

意外とハード&面白い ブタミントンで熱い戦い

 
1987年(昭和62年)
今はない「野村トーイ」から発売された「ブタミントン」

 

 

ネットを座卓の上に設置するとこんな感じ。

 

4色のブタさん

体を潰すと、口から勢いよく空気が出ます。

 

少し怒っているようでもありますが、勝負に懸ける高ぶる気持ちの表れか。

ただ、とも愛嬌のある顔立ちをしています。

空気を吐く口には仕掛けがしてあり、空気と一緒に「ブー」という音も出るようになっています。

 

そして、ボール。

ボールは、とても薄いシートで作るようになっています。

 

組み立てるとこんな感じのボールになります。

ゲームは、ネット中央にあるボール置き場にボールを置いてスタート。

 

くりんと、二太郎の勝負!!

ネットを挟んでの、手に汗握る熱い攻防。

ブタさんは「ブー」「ブー」「ブー」…

ある意味とても煩いです。

 

蓋裏にあった「ブタミントン」の説明書。

先に10点取った方が勝ちのようです… が……

力のない子供たちなら、ブタの吐く空気の力が弱いので、直ぐに決着がつくのかも知れませんが…

大人が勝負をすると、ボールがなかなか下に落ちません、落ちそうで落ちません。

 

ネット上部には1~10の数字、得点板ですね。

ポイントが入ると、ネット上のブタさんを動かすようです。

 

さて、ゲームに戻ります。

ブタさんを勢いよく素早く潰しながら、横から上から下から相手に攻撃を仕掛けます「ブーブーブー」

この攻防が1分、2分…

そう、正にこの間、握力トレーニングをしているんです。

両手の母指球辺りが張ってきます、指がつりそうです…

「ブーブーブー」「ブー」「ブーブー」

この苦行に、何故だか笑ってしまいます、涙が出るくらい笑ってしまいます。

「ブブー」「ブー」

そして潰すペースが徐々に落ちてきて、力ない空気になっていき…

ようやく決着、やっとで1ポイント。

 

10ポイント先取で勝利…

ありえないほど辛いゲームです。

1ポイントを取るだけでも、相当な疲労感とパンパンの母指球周辺。

笑いすぎてお腹も張るし、涙は出るし…

 

でも、とっても面白かった。

「ブー」という音も、「ブタミントン」というネーミングも「秀逸」

大人が、しっかりと真剣にゲームをすると盛り上がるかも。

むしろ、大人向けのゲームなのかも。

「野村トーイ」恐るべし玩具メーカーです。

(^^)