ゴルフを1996年にアメリカで始めた時に、何も知らず用意されていたパターはPINGのアンサーでした。
この年の夏にタイガー・ウッズ選手がアンサー2を使用してUSアマチュア選手権を3連覇したと記憶しています。
そしてグレッグ・ノーマン選手はアンサー2、デービス・ラブⅢ選手はアンサー、アーニー・エルス選手はアンサー2、マーク・オメーラ選手はアンサー2、とアンサー及びアンサー2のトッププロの使用率が高い時代でありました。
今では ”アンサータイプ” とか ”ピン型” と形容されるほどのモデルでありますが、その元祖アンサーを使用しているツアープロはもういないのかもしれません。現在においては実使用というよりかはもうコレクターズアイテムとしての価値を帯びていると思います。
自分はオールドアンサーは見つけたら価格と相談しながら購入しているのですが、とうとう理解を超える超激レアの1本を入手してしまいました。
オールドアンサー85029 Non,®モデル
70年代初期のリリース
キャビティ部の刻印
最下部に85029とあり
ソール部
何かお気づきだろうか?
ソール部の比較 (上はデールヘッド)
超激レアの理由はなんとソール部のスリットがないのです!!!
1966年にアンサーが発表されて以来、長い年月の中で数多のアンサーがリリースされておりますが、このスリット無しを見るのは初めてです。これはこれまで実際に入手したクラブの中で断トツの驚きでした!!!
ゴルフを始めてからすぐにクラブに興味を持ち、とにかく数多くクラブの情報を搔き集めてきましたがスリット無しのアンサーパターは一件も遭遇したことがありません。
因みにアンサーはこのスリットがあることでインパクト音に少しピーンという音色がもたらされるのが大きな特徴でもありますが、それがないアンサーなんです。
左がデールヘッドで右がオールドアンサー85029
ヒールの合わせ方が少しズレてしまいましたが、ブレード長に違いが見られます。
スリット無し85029のほうがやや短いのです。
モデルのリリース年が違うので単純比較にはなりませんが、同時期のモデル同士なのでこの差は不思議です。
フェースの比較
高さも違います。かつ、ヒール部の形状も明らかに違います。意図的に落としたのだろうか・・・
近く、別のNon®85029との比較をしてみようと思います。