全然期待していなかったのですが、この組み合わせは飛距離性能が高い可能性があります。
スイングキャディ4での計測値を紹介致します(構成の都合上、最下部に記載しております。)
<試打環境>
・千葉県市原市の屋外練習場
・使用ボールはレンジボールに紛れているコースボールを3球打ちました
・薄曇りで外気温 8c°くらい
・正面からのかなり強いアゲインスト風
・自分のスイングタイプ:フルフィニッシュ型
<クラブスペック>
・RMX VDM 10.5°(STDポジション) ※ヘッド重量:204g(スリーブ込み)
・装着シャフト:USTマミヤ LINQ5 Sフレックス
・長さ:45.25インチ(ヒールエンド)
・重さ:311g
・ソール部可動ウエイトはフェース寄りにて
<ショットインプレッション>
肌寒さとかなりのアゲインスト風の中でのこのキャリー距離は十分満足できるものです。
データのトータル距離は計算上の参考値であり、コースにおいて20Yもランが出るのはかなり稀なケースです。おおよそは10Y程と捉えておいたほうがよさそうです。
初の1球目はヘッドが重たすぎてタイミングが狂い、オフセンターヒットで右方向でした。
最新モデルの組み合わせでも、ミスればそんなもんですね。
2球目・3球目は修正をした結果、気持ちよく打てて出玉方向の-4と-1が示す通りほぼストレートとそれに近い薄いドローでした。
とても良い感触が残る結果なんですが、いかんせん自分にとってはヘッドが重たすぎてコースでの使用をためらいます。
本来は44.5インチで使いたいところですが、それは全くの別物クラブになってしまうので叶いません。
この頭の重さを苦にしないHSがあるプレーヤーなら最大飛距離を実現できる可能性が高いです(但し、打ち方との相性にもよる。)
なお、これまで膨大な数のクラブを打ってきましたが、ヘッド・シャフトの静的な個別の性能云々ではなくて、組み合わせた結果がクラブとしての性格を有すると考えています。
顔つきはようやくヤマハらしさを取り戻したかという印象です。が、いかんせん頭が重すぎて汎用性に乏しい。
LINQ5 Sフレックス。
キャリー トータル HS ボールスピード打出し角 出玉方向ミート率 APEX スピン量
197.1 | 218.8 | 38.6 | 55.4 | 15.5 | 1.9 | 1.43 | 23.7 | 3139 |
207.2 | 228.6 | 38.5 | 57.2 | 16.2 | -4 | 1.49 | 27 | 3114 |
208.3 | 229.7 | 38.5 | 57.4 | 17 | -1 | 1.49 | 28.7 | 3105 |