【2015年10月18日の旅のブログ再掲です】

 

お足元が悪く、杖、車イスを使われるお客様とご一緒しました。

八甲田、十和田の旅で欠かせない奥入瀬渓流のバリアフリー状況をご紹介します。

奥入瀬渓流はやはり水辺の遊歩道を散策したいところですが、車イスのまま、スロープなどでアクセス出来る場所はありません。

歩行状況やサポート体制にもよりますが、
途中の石ケ戸休憩所を起点にされることをお勧めします。

ここには多目的トイレがあり、レンタカーやタクシーであれば、車イス駐車スペースが1台だけですがあります。

ただ、渓流に降りるには階段しかなく、20段ほどの遊歩道への階段をおりることになります。

多少は歩ける、
手すりがあれば何とか、
と言う方でしたら、ぜひご自身の目で現地を見ていただいて、ご無理ない範囲でチャレンジされてみて下さい。



石ケ戸を降りるとこんな感じです。


いちばんのバリアは混雑です。

団体ツアーを避けるには、彼らがご飯を食べているお昼か、遅めの午後が狙い目です。



レンタカーやタクシーであれば、無理せず道路沿いの歩道に降りるだけでも水を近くに感じられます。





遊歩道はバリアフリーとは言えません。自然をそのまま残しているので、途中、岩や切り株が歩道を妨げています。

ここは車イスから立ち上がり、歩くしかありません。

私たちは今回、タクシードライバーさん、私、お客様にもおひとり男性の方がいらして、車イスを畳んだり持ち上げたりしましたので、1キロ近く遊歩道を歩きました。

でも、全く立つことが出来ない方でも、奥入瀬は日本有数の風光明媚な観光地ですから、ぜひ、足を伸ばしてみて下さい。