長崎県五島列島にある、小値賀島。
おぢか、と読みます。

 

私はこの島に、二度足を運んだことがあります。

 

一回めは、2005年11月。
飛行機仲間からの誘い。


鉄道仲間繋がりで、なぜか私にも声がかかり、
「小値賀島へ行くから一緒に」と言われました。

 

当時、長崎空港から小値賀島へは、

オリエンタルブリッジと言う
小さな航空会社が飛行機を飛ばしていました。

 


これです。

 

この会社が所有するBN-2アイランダーが
2006年3月で退役してしまうとの事で、
セスナ機と五島の風、空気そして食事を楽しんで来ました。



セスナ機、通路がないのでいきなりドアを開けて座席へ。

乗り込み方は2ドアの乗用車の後部座席と同じです。
前の座席の背中を前に押し倒して、
後ろの二人が乗ります。

 

次に座席を押し戻して、
前の2人が乗ります。

 

 

後ろの人、私もここに座りました。



7人乗りですが、副操縦士の席にも乗客が座ります。

 

離陸して大きく旋回したのち、パイロットさんが
後ろを振り返り、私たちにひと言。

 

「お客さん、今日はどちらから?」

 

タクシーかよ。

 

まあ、島民ではないことは誰の目にも明らか。

私たちが遠方からの客だと知ると、

(ここだけの話)

通常航路を少し外れて、景色の良いルートへと

大きく旋回してくださいました。

 

遊覧飛行。

窓から見える風景。

 

客席の目の前で、
さえぎるものなくパイロットが操縦する姿は美しく、

視界も素晴らしい。

 


 

 

小値賀島はこんなところです。
日本の離島にある原風景。

 


この時は、旅館に宿泊しましたが、
せっかくなので、何か特別料理を別注文でお願いします、と
問い合わせたら、

 

「うーん。この時期は伊勢海老くらいしか出せないんだよね」

 

「くらいしか?いや、伊勢海老をお願いします」

「6人なので、6匹お願いします」

「いや、1匹で充分だよ」

 

そんなやりとりがあり、現地で出された伊勢海老は・・・、

 

大人6人、確かに1匹で充分でした。

 

カニも出た模様。

 


小値賀島、何もないのですが、
の~んびりした島であることだけは
間違いありません。魂が溶解してしまう、旅でした。

 

 

再訪の様子はまた、明日。

 

大好きな小値賀島が
「こんどおぢかに行く券」を発売中。

 

落ち着いたらベルテンポファミリーで、
必ず再訪します。

 

私は早速チケットを買いました。

よろしければ「買って応援」をお願いいたします。

 

「こんどおぢかに行く券」

 

追伸:定期航空路は今はなく、
福岡からの「フェリー太古」と
佐世保からの高速船のみのアクセスとなります。

小値賀空港は運用されているので、
飛行機をチャーターすれば空路で入れるのですけどね。

 

おまけの写真。

私の大好きなキハ66、67を添えておきます。

 

高萩徳宗