こんにちは、KONAMIです。


白川郷の下見から戻ってまいりました。

今回は鉄子をちょっとお休み(後回し?)にして、合掌造りの郷の様子をレポートしたいと思います。


旅で元気に、旅で笑顔に。「くらぶベルテンポ」と愉快な仲間達-白川郷03

訪れた日はTシャツで充分なほどの気温でした。

まずは展望台へ。ここからは白川郷の集落が一望できます。


旅で元気に、旅で笑顔に。「くらぶベルテンポ」と愉快な仲間達-白川郷02


集落の中心部からは歩くと20分ちょっとですが、車なら10分かからず、

駐車場も整備されているので、前まで行けます。

展望台との往復のバスも20分に1本ですが出ていました。(片道200円)


平日でしたが結構な観光客の数でした。

しかし駐車場にずらりと並んでいるツアーバスを見て、

これは狙い目は夕方からだな、と思っていたら案の定。

15時半過ぎには団体客は一斉に去り、ぱったりと人気がなくなりました。


旅で元気に、旅で笑顔に。「くらぶベルテンポ」と愉快な仲間達-白川郷01  

静かなものです。


白川郷に宿を取って正解でした。

神社の巫女さんや宿のご主人にゆっくりとお話をうかがうことができました。


合掌造りはほとんどが江戸末期のものですが、古い物は300年!

囲炉裏を炊く事で出る煙とすすが、かやぶき屋根の防虫になり、

そのすすが建物内にコーティングされることで、より家が頑丈になるのでそうです。確かに屋根を縛っている縄は、鋼のように固くなっていました。


合掌造りの屋根の角度は60度。

世界遺産に指定されてからは、地域のその状態を完全に保存しなければならないので、合掌造りの家はもちろん、一般の民家も立て替えで向きや位置を変えてはならないそうです。

生えている草も咲いている花も世界遺産。

摘んで帰ったりしてはいけません。


そして、この合掌の郷が大事にしていること。

『結』 (ゆい) の心。


かやぶきの屋根はやはり傷んだりずれていったりしてしまいますから、毎年の少しずつの補修は必要なのですが、10~20年に一度総吹き替えが必要です。


これは本当に大変な作業。

この時、「○○さんちが吹き替えるぞ」となると、地元の人が寄り合ってお手伝い。吹き替え作業はもちろん、お茶を入れたり物を運んだり…。

こうしてお互いを支え合って、この郷の合掌造りを維持している。


人と人との心の結びつき。

この地域の人々が誇りにしている、「結」(ゆい)の心。


この心も含めて、世界遺産に認定されているのだそうです。


地元の方の合掌造りへの想い、そして苦労。

1時間や2時間ここに寄って、見て写真撮って帰っていくだけでは解らないし、解らないまま帰っていくのは合掌の郷を守っている地元の方達に申し訳ない、とも思いました。


この夏の、くらぶベルテンポの「合掌の郷の旅」。

ぜひゆっくりとこの地を訪れましょう。

ご興味のある方は、ご一報くださいね。コメントでも結構です。


下見レポート、長くなってしまいましたので、今日はここまで。

その【2】を楽しみにお待ち下さい!