WONDERFUL PHOTO to PEACE -写真で復興展- その2
こんばんは。CLPレポーターのおおもりです。
今日もいいお天気でしたね!
みなさんはどんな一日を過ごしましたか?
私は、のんびりとした休日を過ごしていました。
さてさて、今回のレポートは前回ご紹介した記事の続きです。
今週の水曜日に四谷三丁目と新宿御苑の2つのギャラリーで開催されている、
「WONDERFUL PHOTO to PEACE -写真で復興展-
」に行ってきました。
中に入るとそこには、震災前の東北の風景がずらりと展示されていました。
街角の看板だったり、駅やホームや線路だったり、雪が降る港にある船だったり。
そこにあるのが当り前だった風景たち。
街に溶け込む何気ない景色を写真家さんの視点で撮った作品がたくさんありました。
何気ない一瞬を切り取ったものだけど
寒い地域独特の、寂しさと強さを併せ持った景色が写されていました。
この写真展は、震災前の写真を展示して、失われてしまった景色を思い出すことが
心の復興に繋がったらいいなという想いが込められている展示でした。
被災された方が、避難所から自宅に戻って探すものの上位に写真があったそうです。
そのことから、あえて震災後ではなく震災前の展示をしようと考えたそうです。
失われた場所を思い出す助けに写真がなればいいなという気持ちがこもっています。
トークショーで、たまたま展示を見に来られた方が、
「玄関だけになってしまった家に戻って、思い出を、そこに居た証を探す。
旅行に行った時の写真や家族の写真はあっても、住んでた場所の写真は当たり前過ぎて撮っていなかったことに気付く。だからこの写真展を見て、この場所でよく遊んだとか思い出せて良かった」
というお話をされていました。
その方が感じた気持ちを、たくさんの被災された方々にも感じて欲しいと思いました。
この展示を見て、自分でも何かができるんじゃないかなって
何かしようって改めて思うことができました。
日常が戻ってきた今だからこそ、忘れちゃダメなことがある。
一過性の優しさとか想いではなくて、それを持続させてかなきゃいけない。
そんなことを思った展示でした。
変わってしまった場所が、思い出の力によって優しいものになりますように。
前に進む力になりますように。
立ち止まって動けなくなってしまったときに、傍にある優しい光になりますように。
いつも通りうまくまとまりませんが。。。
この写真展、今週の日曜日まで開催されています。
お時間がある方はぜひ足をお運びください。
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WONDERFUL PHOTO to PEACE -写真で復興展-
◇期間:2011年11月21日(月)-11月27日(日)
◇会場:Place M
/ Gallery Niepce
※ 各ギャラリーの営業時間が違いますので、行かれる方はお気をつけ下さい。
※ 最終日、11月27(日)17時から、トークショーがあるそうです。
詳細は↓
WONDERFUL PHOTO to PEACE -写真で復興展-
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またこの展示で知り合った、坂倉恒さん
が子供たちにクリスマスプレゼントとして本を贈るプロジェクトをやっています。読み終えた本や絵本がある方は、ぜひご協力を!↓
http://breathnoir.velvet.jp/berakah.html
それでは、また!