たまにはつらつらと。 | リオらしく

最近新しくつながった仲間たちとそれぞれ

「どうしてこの道に?」とか、普段の活動の話などを交わすことが

たくさんあって楽しいのですが

 

「会社辞める時、どうでした?」と聞かれて色々思い出しました。

(2011年、前職を退職しパフォーマンス活動に専念しています)

 

 

ちょうど今日はそのきっかけともなった日なので、備忘録的に

思い出してみることにしました。長いよ。

 

 

 

実はとある職種で5年務めており、その当時はパフォーマンスとその仕事の

両立こそが自分にとってベターな事と信じておりました。

 

ただ嬉しい事にどちらの仕事も猛烈に忙しくなってきて、休みもままらなかったり

前職の方で自分のミスからトラブってしまったことで心身とも

疲れ切っていたのがこのころ。

 

その問題が、周囲の協力もあって文字通り「一段落」し、関わった

書類を倉庫にしまっていた時に震災が起こりました。

 

東京生まれ・育ちで幸い大きな事件・事故にも合ってこなかった私には

その大きな地震でも、あんなことになってるとはすぐ信じられませんでした。

 

次の日に浅草大道芸が決まっていたのもあり(当然、中止。)

「どうなるの???」と不安でいっぱいの中、仕事も中断し実家へ帰宅、

家族の安否を確認するとともに街が大混乱になるのを見て回りました。

 

 

当時、1人暮らしをしていたのでそちらの家も心配。

家族が大変不安がっておりましたが、ヘルメットをかぶって自転車で都内を縦断。

 

本当にあの光景を忘れません。

 

 

幸い、自宅は殆ど荒れておらず、帰宅できなくなった友人をしばらく泊めたり

仕事面では全国と繋がる部署に居たため毎日東北の方々と連絡を取って

現地の状況を確認したり、都内で分かる情報を伝えたり色んなことがありました。

 

 

 

夏頃かな?

若干、都内では元の生活が送れるようになり会社でも新たな動きがあったころ

 

「10年後のキャリアプランを考えよう」という機会があり。

 

 

書類に何も書けないことにそこで初めて気付き、自分が

10年後、その仕事ではなくパフォーマンスをしていたいと分かったのです。

 

 

この年を機に、人生観が変わりました。

長くなるから書かないけど「今この瞬間に人生が終わっても、後悔しない生き方」を

していこうと思ったのです。

 

何が後悔か、何が満足かは、また別の機会に。

 

 

 

パフォーマンス業界的にはどん底、エンターテインメントが批判もされる時期に

仕事を辞めるなんて大変反対も受けましたが

「今しかない」という強い想いで先に進んだのです。

 

 

 

その後、本当に多くの方々との出会い、ご縁、助けを得ることができたため、

今こうして「好きなことで生きていく」人生を味わうことが出来ています。

 

自分の実力だけでは絶対に、絶対にこんなことありません。

感謝しかありません。

 

 

家族にもすごくすごく心配をかけたと反省しています。

今、一緒に住めて毎日なんとか元気にやっている姿を見せることが出来て

よーうやくホっとしました。この先はまだまだ不安ですが。苦笑

 

 

 

 

この時期、ニュースを見るたびに2011年の自分を思い出します。

 

震災は私にとって、直接の影響はなかったけど、様々な事を考えるキッカケとなりました

ので毎年、出来る範囲で支援をしています。

ブログを書きながら忘れたらダサいので、リアルタイムで募金をしました。笑

 

勿論、東日本大震災だけではありません。

様々な災害等で苦労なさっている方々の元へ支援が届くよう微力ながら

これからも自分にできることを続けて行こうと思っています。

 

 

パフォーマーとして、自分の「芯」が何かを再認識する日なのでした。