偉大なダンサー、黒沢美香さんが一昨日の朝亡くなりました。

10年前からダンスを教えて頂いていました。

声も、立ち振る舞いも、どうでも良いような仕草も、眉毛さえ、神懸かり的に美しく、かっこいい人でした。

これ以上存在しないほど厳しい審美眼から選択される言葉は、もちろん厳しく、そしてこれ以上ないくらい愛に溢れていました。とても優しかったです。もういないなんて嘘みたいです。

誰もが目を背ける、不潔で汚くて臭くてまずい物を、素手のまま自分が汚れる事も構わずその汚れをどっぷり被りながら、耳を澄ませ、味わい、その奥の悲しみや仕方なさに全身全霊で付き合った人でした。

人としての恥というものを、沢山失敗し、心底呆れられながら、それでも見捨てず教えて頂いていた、途中でした。

昔、「踏み台にするのが本当の恩返し」と言われた事があります。

美香さんに納得して貰えるようしっかり踏み台にしなければと思います。

画像は、美香さんを知らない方に少しでも美香さんのかっこよさを知って欲しくウェブ上のものを勝手に流用しています。差し障りがありましたら申し訳ありません。