”ぶどう摘み”


だれのために  ぶどう摘むの
だれのせいで  四角な露

だれのために  はさみ鳴らす
だれのせいで  みどりの虹

篭をだけば  すあしの道
ひとつぶ  愛はこぼれ

かわく土で  ことば持たぬ
種子になる  炎あげて

だれのために  けさもひとり
青いぶどう  摘むの摘むの






こんばんはポゥ。
今夜はちょっと趣向を変えて、詩の朗読から入ってみました。


この間から 「白いうた 青いうた」というCDを聴いています。

作詞 谷川 雁 作曲 新実 徳英 

鮫島 有美子・青山 恵子・三縄 みどりの三人のソプラノ歌手が歌っているものです。

私は初めて聴きましたが、合唱曲として有名な作品だそうで.曲もいいが歌詞がまたいいのです。

作詞家 谷川 雁とは?


1923年熊本県水俣市生まれ,東大卒業後新聞社勤務。
共産党入党、筑豊の炭鉱労働者の間で活動。
後半生は長野県黒姫で、詩作・宮沢 賢治研究・児童文化活動に取り組む。

調べているうち、矢川 澄子(童話・絵本の翻訳家)との恋愛・破局、矢川の元夫 澁澤 龍彦などの
名前が出てきて、それはそれで興味をそそられた。

宮沢 賢治の影響を受け,子ども向け文学、文化活動に取り組んだといわれる谷川。


確かに詩の雰囲気が似ている気がする。

賢治の詩に  

~  高原の淑女よ あなたがたは ウクライナの舞手のように見える  ~


というのがある。

シルクロードに想いを馳せた詩人 谷川の”ぶどう摘み”の詩のなかにも、
西域の葡萄畑を思い浮かべたクロウルでした。


やっぱり宮澤賢治とは違ってる、でもこの人もいい。