こんばんは。


クローバーTVショップ津島北テラス店です。
本日は、海部郡蟹江町の須成(すなり)地区で開催されます須成祭(すなりまつり)の紹介をさせていただきます。

 

 

須成祭は、蟹江町の冨吉建速神社・八剱社(とみよしたけはやじんじゃ・はちけんしゃ)の祭礼として行われる川祭です。

 

稚児定め(ちごさだめ)から棚下し(たなおろし)までの3か月間続く祭で、別名を百日祭とも言います。

 

尾張津島天王祭と同じく、疫病退散(えきびょうたいさん)・五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈願する祭礼として伝わっています。

 

8月の第1土曜日に宵祭が、翌日に朝祭が開催され、祭りのクライマックスとなっております。

 

宵祭

 

朝祭

 

朝祭翌日には、災厄を神葭(みよし)に託して蟹江川へ流す神葭流し(みよしながし)が行われ、7日間蟹江川に浮かべられ、その後冨吉建速神社の神棚に棚下しまでの70日間祀られます。

 

 

神葭流し

※ちなみに神葭流しは尾張津島天王祭の神事でも行われますが、撮影禁止となっております。須成祭の神葭流しは撮影可能です。

 

須成祭の起源は、定かではありませんが、津島神社の天王祭で流した葭を須成の若者が持ち帰ったことに始まるという伝承が残っています。

 

戦国時代には、織田信長、豊臣秀吉などの手厚い保護を受け、江戸時代には尾張徳川家からも寄進を受け、今日まで続いております。

 

2020年、2021年と新型コロナウイルスの影響もありお祭りは中止となっています。

 

神事、地元の太鼓演奏などは行われるようです。

 

この様子の一部をクローバーチャンネルでも放送させていただきますので、是非ご自宅にてお楽しみください。

 

 

冨吉建速神社・八剱社