3月31日の帝王切開出産ママの振り返り会 のご報告です。
日時:3月31日(月)10:00~14:00(お弁当を食べて)
場所:稲田助産院集会室
講師 : 細田恭子(ほそだやすこ)さん
成人された娘さん達の三姉妹の母。2000年より 帝王切開ママの会と誕生学のサイト「くもといっしょに」主宰http://withkumo.jimdo.com/
・誕生学アドバイザーとして学校などで「いのちのお話し」を伝えている
・帝王切開カウンセラーとして各地で「帝王切開ママの会」を開催
ブログはこちら http://ameblo.jp/withkumo/
・2013年夏、「ママのための帝王切開の本」共著にて出版
テーマ:『帝王切開出産ママの振り返り会 』
参加者:非会員4名、スタッフ2名
2013年5月に第1回目を開催して以来、今回でクローバーの会で行う『帝王切開出産ママの振り返り会 』も第5回を迎えました。他病院で帝王切開で産んで、助産院で帝王切開のお産の振り返り会をする…不思議なご縁で繋がっている私たち。年齢も住んでいる地域も産んだ場所も全く違うのに、帝王切開で出産したとう共通点だけで安心感や信頼感さえ芽生える不思議。
私も緊急帝王切開経験があるスタッフとして毎回参加させていただいて色々思うのですが、この振り返り会はお母さんたちが『やっと話せる!』場なのです。
帝王切開の経験は多くのママ達にとってずっと蓋をしていた体の傷と心の傷なのです。なかなか人に話せないし、話してと言われても話したくない経験なのです。それを安心して聞いてくれるカウンセラーと同じ経験をした仲間がいるという環境は救いの場です。
今回はなんと生後15日目の新生児とお母さんが参加してくれました。丁度いなだ助産院に産後の産褥入院されていて、タイミングがバッチリ合ったとのこと。
細田さんも私も赤ちゃんを抱っこさせてもらったのですが、あまりの小ささに緊張しましたが、その無防備な寝顔とあったかい体温に癒されました。舞い降りた天使。産み方が希望どおりではなかったとはいえ、尊い命を繋いだ誇りと自信を持って欲しいと思いました。
今回の参加者の方より
・今までなかなか人にお産の話をする事ができなかったので、今回とてもいい機会を与えて下さって感謝しています。
・色んな帝王切開のお産のお話を聞けて良かった。もっと話したくなった。
・リラックスした雰囲気で、ありのまま自分の気持ちを吐き出せたので、とても楽になりました。
・気持ちがスッキリしました。
・帝王切開でもいいんだと思えた。
・帝王切開でもバースプランを色々立てることができるんだと思ったら少しワクワクしてきた。
・帝王切開が特別なことではないという事、私自身が帝王切開に対して偏見があったという事を知る事ができて良かった。
・皆さんの色んな気持ちを聞く事で、悩んだり辛かったのは自分だけではないと勇気づけられました。
…等の感想を頂きました。
細田さん、参加者の皆さまありがとうございました☆
今後もクローバーの会では定期的に帝王切開出産ママの振り返り会を開催したいと思っています。
次回はリクエストにお応えして10月頃に初のリピーターズクラスを予定しています。細田さんの帝王切開ママのお産振り返り会に参加したことのある方であれば会場はどこであれ参加できます。あれから子育てがどう変わって行ったのか、2人目はどうしたか、あるある体験談をたくさん共有できたらいいなと考えています。お楽しみに~☆
毎回話の中で、『母親学級でも病院でも帝王切開について教えてくれなかった!準備不足だった。みんなに知って欲しい。』との声が多く聞かれます。
今回細田さんから参加者の方に『知っておきたい!帝王切開の基礎知識』という冊子を配っていただきました。
この冊子は大きさや内容も素晴らしく、母子手帳と一緒に保健所で配ってもらえてら嬉しいのに…との話題にもなりました。この冊子を作って下ったニチバンさんのサイトに詳細あります。 http://atofine.jp/
妊活中や妊娠中の方にも機会があれはわ細田さんの帝王切開講座を聞きに行ってもらいたいです。直後会えなくても「ママのための帝王切開の本」を手にして欲しいと思います。帝王切開はお産の形ではあるが手術で受け身だという事。でも自分の身体にどんな順番でどんな処置が施されるか分かれば不安は軽減されるし、手術の立会いや産声録音、カンガルーケアなど帝王切開でもパースプランを立て医療者に伝えておくこともできるという事も皆さんに知って欲しいと思いました。以上です☆