2013年1月14日の成人の日、よろず小屋設立☆応援プロジェクト!第一弾!「生まれてきたことが嬉しくなると、未来が楽しくなる☆子ども向け誕生学サロン☆」が多摩市民館第4会議室にて開催されました。雨から大雪という足下の悪いにもかかわらず、16人の子供達とそのお母さん方が集まってくれました。ありがとうございました。この企画は、クローバーの会の会員で誕生学アドバイザーの古田倫子さんからクローバーの会よろず小屋設立を応援したい!というお言葉を頂き、実現した企画です。
参加費は全て、クローバーの会に寄付していただけるということから「応援プロジェクト」と名付けました。

古田さんは3回目の育休中に「誕生学」に出会い、今当たり前に生きているこの命の尊さに改めて感動☆この命の話を、一人でも多くの子どもたちに伝えたい!という強い思いから、誕生学アドバイザーの資格を取得されたそうです。
「誕生学」の詳細はHPをご覧ください。http://www.tanjo.org/

「誕生学」を是非子どもたちに伝えたい!という古田さんの熱い想いと、是非自分の子どもにも聞かせたい!というお母さん達の希望から、今回は小学校2年生~4年生とその親を対象に話をして頂きました。

まず、「おへそって何?」「命がはじまった大きさを知ってる?」との問いかけからはじまり、0.1ミリだった事を教えてもらい子供達は驚いていました。
そして、子宮の事を「お正月や七五三に行くお宮さんには神様が宿っているよね?子宮は皆の命が宿った、命のはじまりの場所だよ。大事だね。」と伝えて、パネルを見せながら、だんだんと子宮の中で大きくなる過程とその中で自分がしてきたすごい力のことを丁寧にわかりやすく解説してもらいました。

特に、産道を通る時に自分達がした3つのすごい工夫の話「1.あごを胸につけて頭の一番小さな場所から降りてくる」「2.頭の骨を重ねて小さくする」「3.骨盤や出口の骨の形に合わせて回転して出てくる」を聞いて、子供達も「自分ってスゴイ!」「命ってスゴイ!」と実感できたと思います。

自然分娩を「命の道を自分の力で、すごい才能を発揮して通ってきたんだね、偉いね。」と、帝王切開を「命の部屋に窓を開けて出てきた。命を守るために窓を開けてもらったんだね。よかったね。」と話されていたのが、とても心に響きました。
どちらの生まれ方も頑張って生まれてきたのは一緒、生まれてきてよかった。親の立場からは、どちらの生まれ方でも、元気に生まれてきてくれてありがとう。後半に見せてもらったDVDのタイトルどおり「ようこそ命ありがとう」
そう思える講演の内容だったと思います。

また、古代ローマの王様のフリードリッヒ2世の逸話を出しながら、人間は食料や着物があれば成長できるわけではなく、小さい頃からたくさんの人にだっこして、話しかけて、可愛がってもらったからこそ大きくなれたんだ。大事にされて育ってこれたんだ。という話もとてもわかりやすく良かったです。

そして、最後に「水着隠れる場所はプライベートゾーンという場所で、大切な自分だけの場所だから、誰にも見せてはいけないよ。もし、誰かに見せてほしいと頼まれても断ろうね。信頼できる大人に相談しようね。」と話してくれた事で、親としてこれが性教育の原点だなーと勉強になりました。

子供達が感想を書いている間に、古田さんから親向けにお話もして頂きました。子供達に誕生学を通して自尊感情を養ってもらいたい、子供達を幼児虐待やいじめによる自殺から守りたい、そのためにも地域で誕生学を広めていきたい。同じ多摩区に住む親として、私のぜひ多摩区にお産よろず小屋ができたら、そこで誕生学を教えたい。一緒に夢に向かって頑張りましょう!と熱い応援メッセージも頂きました。古田さん、素敵なお話と熱い想いをありがとうございました。

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よろず小屋設立☆応援プロジェクト第二弾として、クローバーの会の会員の渡辺奈穂美さんによるヨガ教室を開催します。
3月9日(土)13:30~16:00頃@多摩市民館和室を予定しています。たくさんのご参加お待ちしております。