#エビ #シュリンプ性別に見分け方講習初心者編 #シュリンプ飼育 目からウロコネタ | シュリンプ真の繁殖職人のブログ

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熱帯魚飼育歴25年。
実績としまして、繁殖個体を海外で販売。
経産省平成28年度ものづくり補助金1000万円、アクア事業で初審査通しました。
資源の少ない日本、ものづくりとして、熱帯魚繁殖に励んでいます。
熱帯魚でいやされ、ものづくりとして、活動中。

Bギャラクシーメス

昨日ブログで性別の話題がでましたので、本日はシュリンプ性別の見分け方を教えます。

今日のシュリンプ写真は、分かりやすい個体を選びました。

初めに、人間と同じだと思ってください。

人間も早くても10才~12才までは、胸のふくらみや陰毛などは男女分かりません。

シュリンプも10mm以下は、発達していないので分かりません。

12mmだと中学生あたりになりますので、発育が進んでいる個体は、性別判断が可能となるのです。

写真のシュリンプは20mmと完全成長していますので、とても分かりやすくなっています。

職人からの意見は、一番優先的に見る場所は第一触角です。

第一触角でも、上につきあがっている髭を見ます。

オスはメスに比べて、ほんの少し長い、太い(根元から)で判断します。

人間と同じで、男性の方が毛が濃いです。

まれに、メスなのに髭が立派な個体もいます。(約10%)

第二触角でも判断出来ますが、髭が長い為切れる事もありますので、判断しません。

オスは、自分自身の体の大きさより、長くなります。

メスは、同じぐらいです。

二番目に見る所は、腹回りです。

オスはスリムです。メスは太いです。

人間で例えると、胸のふくらみと考えています。

人間でも、相撲取りみたいな体の方がおられるので、こちらの個体は分かりにくいです。

三番目に見る所は、頭の形。

写真は分かりやすいと思うのですが、オスは水平になります。

メスは、丸くなりやすいのも特徴です。

一番あてにならないのも、頭の形になります。

参考にしてください。

 

職人レベルで性別判断の話を。

10mmサイズの個体は、99%性別判断不可能。

12mmサイズの個体は、50%性別判断不可能。

15mmサイズの個体は、10%性別判断不可能。

20mmサイズの個体は、1%性別判断不可能。

これが職人レベルです。

ポイント1

10mm程度から性別判断していくのですが、オスから判断出来るのです。

髭が長いのが、初めの特徴です。

12mmぐらいから、頭の形やおなかの膨らみで、性別判断します。

小さい個体でオスだけお客様に販売可能なのです。(90%の確率)

ポイント2

ビーシュリンプの髭が一番細く弱い、タイガー系は特に髭が発達します。

ブラックダイヤが最高に髭が発達しやすいのも事実です。

 

初心者には性別判断は中々難しいです。

教えてもらうと分かった気がしますが、実物肉眼で確認すると全く分からない事が・・・

老眼入っている方は、特に分かりません。

写真マクロで撮影して判断するのが、一番簡単です。

虫眼鏡なども使用してみてください。

秘策がもう一つあります。

シュリンプ飼育状態が良い事が条件になりますが、シュリンプが10mm以下の時は、抱卵の舞をしませんが、10mm以上になると舞うので、その時に泳いでいる個体をすくいます。

性別判断率も99%です。

調子悪い飼育水槽の場合、メスが脱皮してもオスは抱卵の舞もシュリンプはしません。

目安にもなりますので、知識に入れてください。

 

最後に、上記の説明が出来る事が、真の繁殖職人です。

ごまかす、しったかぶり、利益重視は私はヤブ医者に教えてもらっているのです。

生体は文句言えない事をいい理由に!

残念でなりません。

ほなまた~