歌手や宇宙飛行士にはなれなくても、いつか自分も
誰かの「お母さん」や「お父さん」にはなれるんだろうなぁ
と思っている。
しかし、当たり前になれると思っていたその「当たり前」が、
自分には起こらないことがある。
誰にでも起きている「当たり前」。
いらないと思っている人にでも届けられる「当たり前」が、
自分には叶わないことがある。
難しいことじゃなかったはずだ。叶わないことじゃなかったはずだ。
人にとって「当たり前」のことが、
自分にとっては「当たり前」ではなくなる。
世の中の日常で繰り返される平凡な現象が、自分にとっては
「奇蹟」に映る。
歌手や宇宙飛行士になることよりも、はるかに遠く感じるその奇蹟。
子供の頃の夢に破れ、挫折することなんてたいした問題じゃない。
単なる職業に馳せた夢なんてものは、たいして美しい想いじゃない。
でも、大人の想う夢。叶っていいはずの、日常の中にある慎しい夢。
子供の時は平凡を毛嫌いしたが、平凡になりうるための大人の夢。
かつて当たり前だったことが、当たり前ではなくなった時。
平凡につまずいた時。
人は手を合わせて、祈るのだろう。
by 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン リリー・フランキー
いまさらながら、リリー・フランキーさんの「東京タワー」読んでます
その中で、誰しもが少しは感じたことのある(!?)フレーズが頭に
残ったから、ブログに書いてみました。
結婚も子供もいない、今現在の自分
下のフレーズのように、
いつか自分も
誰かの「お母さん」や「お父さん」にはなれるんだろうなぁ
と思っている。
でも、もしかしたら自分にはやってこないかもしれない
そんなことを想うと、すべての世の中に当たり前なんて
ないような気がする。
でも求め続ければ、それも叶う気がする。
そんなことを思った、9月19日。
今日は友人2人の誕生日、
ハッピーバースデイ