□第25話□


『ただいま』


ビーチボールで見事上位3組を独占した生徒会メンバー5人は、早速もらった商品を持って笑顔を浮かべながら海の家へと走って帰っていった。



健「おっちゃーん♪見てみておっちゃん、俺らさっきそこでやってたビーチバレーのトーナメントで優勝してん!」


漣「しかも上位3組独占♪」


「おぉっ、すげぇじゃねーか!」


「おめでとうございますっ」


修「そのせいでシフトの時間より少し入るの遅れてしまってすみません…」


「ハハハハッ、なーにんなこと気にすんなって^^」


健「じゃーんっ♪ これ、その優勝商品!」


馬「松坂牛っすよ、松坂牛♪」


「おぉっ、すげぇ~なぁ!」


漣「俺らは花火!打ち上げもドラゴンもあるんだぜ?」


雅「俺らはスイカ4個ゲット♪デザートはこれで決まりだな」


健「おぅっ^^」


「よっしゃ、じゃあ今日は早めに店閉めて、昼間働いてくれたお礼に特別に貸切で店を使わせてやろう!」


「「「「「マージっすかぁっ?!?!」」」」」」


漣「おっちゃん最高ー♪」


健「よっ、日本一!」


雅「太っ腹ー♪」


「ハハハハッ、おだてろおだてろ(笑) じゃあ俺の店からも野菜と飲み物提供してやんぜ?
そのためにも今からちょっとお前らも手伝ってくれるか?」


「「「「「うーっす!!」」」」」」



店長の提案で早速バーベキューセットや野菜を店の外に持ち出して、料理の準備に取り掛かった生徒会メンバーたち。


そしてその思いを自分たちだけではなくみんなで分かち合いたい精神の彼らは、ビーチに行ってテニミュ科のみんなを連れて豪華バーベキューパーティーを行うことになった。




***




健「あぁ~、ムッチャ旨いこの肉♪」


漣「本当口の中でとろけるぅ~っ!!」


馬「漣、俺にもちょうだい」


漣「あいよぉ~」


修「うまいか、卓也・塁斗?」


塁「うん、チョー旨い♪」


卓「なんか悪いね、俺らなんもしてないのに(笑)」


健「いいってことよ、俺ら仲間やんか♪」


雅「それに、みんなで食ったほうがうまいしな^^」


修「そうそう。それに俺らの応援してくれたし」


漣「少なくとも、なんもしてねーってことはねーぜ?」


卓「!…ありがとう^^」


「おっしゃー、こっち焼きそばできたぞー。食いたい奴は皿持ってこーい」


「「「「「「「エーーーーイッ♪」」」」」」」」


城「焼きそば~vv」


K「おい修、そろそろ花火やろうぜ花火!」


ズ「おぉ~、やろうぜやろうぜ♪」


修「ハハッ、まだ早いだろ(笑)」


滝「おっしゃ、写真撮んぞお前らー。並べ~!」



滝口のその声に、全員が(中には紙皿を持ちながら)海の家をバックに満面の笑みでカメラのほうに向けてピースする。



滝「いくよー、せーの!」


「「「「「「「「「テニミュ最高~♪」」」」」」」」」」


パシャッ!



滝「はーい、オッケー♪」


健「なぁ、タッキー。次俺と修で写真撮って」


K「あぁ、ケンケンだけずりー!俺も修と撮るっ」


滝「ハハハハッ、わかったわかった(笑)」


雅「そろそろスイカも切ろうか?」


修「そうだな^^」


漣「おっしゃ、打ち上げいくぞー♪」


そう言った瞬間、導火線に火をつけ急いでメンバーたちの下に走ってきた漣。




ヒューーー…


バーーーンッ!!!




「おぉ~、すげー!!」


「きれー…」


「たーまやー♪」


「かーぎやー♪」




こうして臨海学校最後の夜は、3年生最後の授業にふさわしい



誰もの心に残る、楽しくもすばらしい夜となった…――――





***





『翌日』



自分の荷物をまとめて早速テントを後にし、迎えに来てくれたバスに乗って学園へと帰るテニミュ科のメンバーたち。



漣「あーあ…もう今日で終わりかぁ~。大体2泊3日なんて短すぎっぜ」


健「本間本間。もっと遊びたかったよなー」


馬「中坊なんて所詮そんなもんだよ」


修「でもまぁ、あと1日くらい居ても良かったかもな」


雅「だね^^」


漣「そういやマサさぁ、あの店員の子とどうなったんだよ?告られたりとかしなかったわけ?」


雅「んなもんされるわけねーだろ?」


漣「えぇ~、なんだよつまんねー…」


健「アドレスだけでも交換したったらよかったのに」


雅「俺はそういうつもりで手伝いしようと思ったんじゃないし」


修「(アド交換したとこで自然消滅がオチだしな…)」


馬「…ん?塁斗、手に何持ってんの?」


そのとき、突然視界に入ってきた塁斗が持ってたビニール袋を見て問いかけるばーちょん。



塁「あぁこれ?海で会ったら懐いちゃってさ。
離れるのも寂しいし、海水入れて持ってきちゃったんだ^^」



そう言って満面の笑みを浮かべながら生徒会メンバーにビニール袋に入ったクラゲを見せる塁斗。


それを見せられた瞬間、生徒会メンバーはすごい勢いで顔を真っ青にし、大きく後ろの背もたれに体を預けた。雅にドン引きという状態である…。



健「いつ入れたそんなもんっ?!」


修「てゆーか早く捨てろ!」


漣「兼崎にどやされっぞ?!」


馬「窓から捨てろ窓から!」


雅「えぇっ、マジィ?!」


修「この際背に腹は変えられん…っ!」


塁「えぇっ、ちょ俺のアマネ取らないでー!」


「「「「「クラゲに名前付けんなっ!!」」」」」


漣「あぁっ、騒いだせいで海水が漏れたー!」


「「「「「何ぃ~~?!?!」」」」」



そんなこんなで…途中トラブルが発生したものの、なんとかみんなで協力して問題を解決し、

メンバーたちはようやく学園の門をくぐってテニミュ科の校舎へと帰ってきた。




雅「やっと着いた…」


漣「あー…なんかさっきのでどっと疲れたぜ」


健「海の家のバイトよりある意味キツかったわ…」


「本当にな…」


馬「俺も変な汗かいちゃったよ…」


通「お帰り修兄っ!」


修「ん?」



バスから降りてきた瞬間駆け寄ってきた人物の顔を見て、笑顔を浮かべる修。




「あぁ、ただいま。通^^」


心「お帰りなさい先輩」


健「おぉ~、元気しとったか?」


漣「なんか俺ら居ない間に問題とかなかった?」


小「うん、完璧♪」


瀬「先輩らの留守は俺らでしっかりと守っときましたよ^^」


健「ハハッ、頼もしい後輩やな(笑)」


馬「あぁー、とりあえず風呂入りたい風呂!」


雅「んじゃあ寮そのまま帰ろっか?」


馬「うん」


「じゃ、俺らも帰るとするか?」


健「せやな」


「通もよかったら来いよ^^」


通「うんっ♪」




こうしてトラブルとアクシデント続きの3年最後の臨海学校は、慌ただしくも楽しい…。



そして何より、誰もの心に残る思い出深い行事として、無事に幕を閉じた…―――




≪続≫


*次回は時期は一瞬飛んでバレンタインデーの話になります*