昨日は高校生の娘の卒業式でした。




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私は、シングルマザーとして
二人の子どもたちと三人暮らしでしたが、


娘が中学三年に上がる春休みに
当時高校2年だった息子 
MAMORUが他界し、

母ひとり子ひとりとなった
私たち親子にとっては
怒涛の4年間でした。

兄を失ったショックから
学校に行けなくなる日がスタートした中3。それでも 頑張って
合格した志望校で

時々 登校できない日も多々ありながら
も 
授業に課外に部活にと、
本人なりに精一杯 頑張り 
この度 無事卒業式の日を迎えることができました。


クラスのお友達と
笑顔いっぱいの娘をみながら
娘も私も
本当にいろんな方々に支えてもらってきたんだなぁと   感謝で一杯になりました。

式のあと、各クラスでの会が終わった後、
娘は 部活の集まりがあるとのことだったので

娘と別れて先に帰ることにしました。

お天気だったので
ひとりで歩いて帰っていると

向かい側から

子どもたちが通っていた
幼稚園の通園バスがやってきて
バス停で停まり


幼稚園の制服をきた子どもたちが
次々と降りて
待ってたお母さんたちの元に駆け寄っていきました。

その光景をながめながら
幼稚園の入園式が
ついこないだだったようにも思え

それからこれまでの15年間の出来事か走馬灯のように思い出されてきました。  



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( ↑校門の前の坂道に咲いてたかわいいスミレたち)


なんかね~
毎日必死でやってきたけど、

私もよく頑張ってきたんだよね~

と このとき 素直に思えました。

毎日がどうしても 仕事メインとなり
母親としては行き届かないところだらけの私でしたが、

それでも私なりには
精一杯やってきたんだよね  と。

卒業式の最後、 生徒たちが退場するとき、それぞれの保護者に向かい、クラスごとのみんなで一斉に 
「お父さん、お母さんありがとうございました!大好き!!!」

と挨拶してくれたのですが、
その中にふと
MAMORUの声も一緒になってるような
感じがしました。そして、

俺は みんなと一緒に卒業できなかったけど、そして そんな子どもたちも他にもいるけど  

俺らはかわいそうとかでもないし、
もう人生は卒業したから  
こっちじゃ みんなよりは先輩だからね(笑)


と言ってる気がしました。

長男MAMORUを  
亡くした私にとっては

自分の 子どもの  
高校の卒業式は
今回初めての経験でしたが



ふつー に卒業し、
ふつー  に 卒業アルバムに載れる  ということが、
どんなに幸せで
どんなに親孝行なことか、、

たとえ色んな事情で
卒業できなかったとしても

子どもが元気で生きていてくれるということだけで
どんなに幸せで ありがたいことか。


空の上のMAMORUが教えてくれました。




卒業式の少し前に
いただいていた文集の中に
娘の作文があり 

泣きそうなくらい
(てか、泣いちゃったけど 笑)
嬉しかったので
今日は 勝手に紹介させて下さいネ。



******


「私のお母さん」


私のお母さんが家に帰ってくるのは遅い時は日付が変わった後です。

だから、私が寝た後に帰ってくることもよくあります。

それにもかかわらず、毎日お弁当作って持たせてくれます。 

朝課外が7時半開始なので、朝は7時には家を出るのに、です。

以前は、「もっと早く起きて、余裕を持ってお弁当を作って、完全に覚ましてほしい。」とか、「自分より早く生で私を起こしてほしい。」
とか思ったこともありました。

しかし、お母さんが出張で家を開けた時、自分でお弁当作ってみましたが、前の晩から作ってあるものを温めて詰めるだけでも、意外と時間がかかることを知りました。

遅刻ギリギリになり、とても焦ったのを覚えています。

私のお母さんの凄いところは、ただでさえ忙しい朝にお弁当を作ってくれた上に、

全然疲れた様子を見せずに送り出してくれるところです。


さすがに、「今日ちょっときついけん、また寝るわ~。」と行って部屋に戻る時もありますが、

朝から私に負のオーラを当てた事は1度もありません。


私は疲れたらすぐ態度に出てしまい、周りの人に気を使わせてしまうことがよくあります。

特に、家に帰ると気が緩むこともあり、家族に対してぶっきらぼうな返事しかしなかったり、八つ当たり気味になることもしばしばです。そんな幼稚な自分が情けなくなります。

もちろん、素の自分を出すのも悪くないことだし、それは信頼している、愛されている自信があるからこそできるものですが、それに甘えてばかりいるのは嫌です。


だから、お母さんを見習って、どんなに自分に余裕がない時でも、周りのことを見て、考えて行動したいと思います。

そして、あまりにもきつい時は、溜め込んで疲れる前に、周りに助けを求めて心配をかけないようにしたいです。


特に、これからは受験に向けて、余裕がなくなっていくと思うので、

今思ってることを心に留めて、
自分のため、周りの応援してくれる人のためにも頑張ります。


*****

いや~もう、、

専業主婦の鏡  のような実家の母と比べると、私はもともと家事が苦手な上、
娘には なかなか思うようにかまってあげられてなくて ダメダメな母親なんだろうな~と思っていましたが、

母としての私をこんなふうに 見てくれてたんだと思うと 
意外だったし、ビックリするやら嬉しいやらで  ありがたすぎて 思わず号泣してしまいました。・゜・(ノД`)・゜・。

これからは
自分の好きな道に向かって
好きな場所で
好きな仲間と
好きなことを
どんどん経験していってほしいと思います。



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私もあなたを見習って頑張ります。

ありがとう。