草の上に 雪のかけらたち。

よく見ると、

ひとつぶ ひとつぶ わかれてて、

結晶の形が 浮かんでいる。



結晶の形をよくみてみたいから

ひとつぶ手にとって 眺めてたら

手の熱で 

すぅ~っと消えて なくなった。




今度は消えないように  もうひとつぶ

ウィンドブレーカーのそでの上に

急いで置いた。


それでも  すぅ~っと

消えてなくなった。



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今朝は確かに 雪が降っていたのに


この目で見たのに。



そのひとつぶは  消えていって

何事もなかったかのよう。


人生もそんな感じ。


肉体がなくなると

何事もなかったかのよう。



でも

天から舞い降りる雪たちの美しさは


確かに


その感動と共に


私たちの記憶にきざまれ、

生き続けている。



目に見えないものでも、


この世に


存在しないというわけではない。




風や


空気たちのようにね。



                  虹色 るみか

                       2012. 2/1




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