花が咲いていない さくらの木。
みんな目もとめない。


よく見ると春に向けて日々固いつほみを膨らませている。


「僕たちは花の季節が終わっても
葉さえ散り終わっても
成長し続けている。

陽の光と 風と 雨の恵みで

冬の間も根を張り巡らし、

大地に生命力を拡げ、

伸ばしている。


そのことを皆は気づかない。


花が咲いた時だけ

チヤホヤされるが


それでも誇らしく

今年もさらに美しい花を咲かせて

喜んでもらうため、


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そして何よりも

自分の晴れ姿を見せたい。

喜んでほしい。


みんなの喜びが、自分の喜び。」




一見、枯れたようにみえる、

悲しい姿にみえる桜の木。


生命力が さらにバージョンアップ。


木の細胞のすみずみまで

水分、養分を運んで、


花咲く日に向かって

頑張っている。



自分が楽しみながらだから。


誰にも認められていなくても、


気にせず、


着々と。


           虹色 るみか
                              2012.   1/31    






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詩集「白い宝箱」とは?
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