若宮正子さんを
ご存知だろうか?
私は、2年前の国際女性ビジネス会議に参加して
対談者の一人として登壇された
小柄で華奢なTシャツにジーンス姿の
若宮さんを
ごくごく普通のおばあさまが何故に?
と訝しい思いで眺めたのが
最初の出会いだった。
と言っても、
一参加者の私が一方的に
壇上の若宮さんを拝見した
というのが正しい表現だけど・・・
デジタルクリエーター
ITエバンジェリスト
という
ご年齢からは
とても想像できない肩書
70歳を過ぎて、
表計算ソフト「エクセル」を使って
図案を描く 「エクセルアート」を生み出し
81歳でスマートフォン向けのゲームアプリを開発。
「世界最高齢のプログラマー」
として
世界から注目を集める
若宮正子さん。
その後、著書が発売され
すぐさま購入し、読ませて頂いた。
偶然に世に出たわけではない
世に出るべくして出る人だった
ということが
よく分かった。
定年まで銀行の管理職をされていたということだが、
自分の母親よりも随分上の若宮さんだけど
なんと若々しい感性の持ち主なのだろう!
なんと柔軟で楽天的で好奇心旺盛のことか!!
海外一人旅もへっちゃらだし
その凄まじいまでの行動力には脱帽!!
とにかく面白いと思ったらすぐ飛びつく
「失敗は
成功の
何倍もの
学びをもたらし
人生は
挫折があるからこそ
多面的で
奥深いものになる。」
なんと痛快な人生!!
81歳になった2017年
スマートフォン向けのアプリ
「hinadan(ヒナダン)」
を開発して
最高齢プログラマーとして
世界中をアッといわせる。
そして
アップル社が米国サンノゼ市で開催する
世界開発者会議「WWDC2017」
に招かれ
CEOのティム・クック氏とも面会を果たす。
2018年には
国連総会で、
高齢者におけるICT(情報通信技術)の重要性を英語でスピーチし
2019年にはG20財務大臣・中央銀行総裁会議でも
スピーチをするなど、活躍の場はワールドワイドに。
「まさか80歳を過ぎて
こんなことになるとは
考えもしませんでした」
「でも、
人生100年時代では、
私の身に起こったような
思いもよらない出来事が
誰にでも
起こりうるのでは
ないでしょうか。」
今年85歳を迎える若宮さん
驚くべきことに
「80歳のときよりも
知能指数が
高くなっているような
気がする」
そう。
人生100年時代を
体現する先駆者
独学のヒントとして
「これを
やっていて
楽しい」
と思ったことをやり
その部分の
枝をもう少し伸ばす。
「自分の
心のアンテナが
反応する方向を
探していくと
独学のヒントが
見つかる」
という。
人生100年時代の
ちょうど中間地点の私
時間が
まだまだ十分あるようでいて
健康寿命は幾ばくか?
という焦りが無いと
言ったら嘘になる。
それでも
好奇心の塊で
軽率なまでの行動力は
携えているつもりだ。
行きあたりばったりの
凸凹破茶滅茶人生だけど
いつか
花開くときが
来るのだろうか?
いいや
たとえ
花開かずとも
充分楽しいと
思える人生を
送ることが
出来れば
本望だ。
先駆者に倣って
私も
私の
人生を
駆け抜けよう!!