10月になりましたね。
9月の終わりまで
「ほんまに秋くるんか?」と思うくらい
暑い日が続いていましたが(笑)
ようやく少しずつ
秋らしさを感じるようになってきました。
TUBEといえば、
青い空!海!太陽!
そんなイメージが強いと思います。
もちろん私も
夏のTUBEが大好きです。
でも…
秋の夜に聴くTUBEも、
めちゃくちゃいいんです。
ということで今回は、
「月刊TUBE 10月号」として、
秋の夜長にじっくり聴きたい
TUBEの曲を6曲選んでみました。
月明かり。
黄昏。
星空。
終わった恋。
昔の思い出。
今回のテーマは、
「秋の夜長・大人の余韻・少し切ない静けさ」
夏とはちょっと違うTUBEを
一緒に聴いてみませんか?
秋の夜長に聴きたいTUBEの曲6選
1.『月光』
10月号を考えたとき、
真っ先に浮かんだのがこの曲でした。
『月光』。
もうタイトルからして、
秋の夜に似合う。
私の中ではこの曲に、
「恋の終わり」
「男の未練」
「前田さんにこんな風に想われたい」
というタグをつけています。
まず好きなのが、
春畑さんの切なすぎる
ギターから始まるイントロ。
このイントロを聴いただけで、
私の中では一気に
秋の景色が広がります。
そして描かれているのは、
恋に悩み、
心が折れそうになっている
男性の姿。
めちゃくちゃ切ない…(涙)。
過去も、未来も、
夢を見ることさえも、
一人では意味がない。
それくらい
大切な人だったんだと思うと、
胸がギュッとなります。
若い頃の私は、
どちらかというと、
「こんなふうに誰かから想われたい」
という気持ちで、
この曲を聴いていたように思います。
…まあ、正確には、
「前田さんにこんなふうに想われたい」
なんですけどね(笑)。
もちろん、
歌の主人公=前田さん本人ではありません。
分かってます。
分かってるんです。
でも、
前田さんの声で
こんなにも切なく歌われたら、
想像するなというほうが無理です。
前田さんにここまで想われたら…
はい、気絶レベルです(笑)。
でも、年を重ねた今、
改めて聴いてみると、
それだけではなくなりました。
歌詞からは、
二人がそれなりに長い時間を
一緒に過ごしてきたことが
感じられます。
好きなのに、すれ違う。
大切なのに、うまくいかない。
若い頃は
「好きなら一緒にいればいいのに」
と思っていたかもしれません。
でも今なら、
長く一緒にいるからこそ生まれる
すれ違いもあるよな…と、
少し分かる気がします。
曲は昔から何も変わっていないのに、
聴いている私が年齢を重ねたことで、
主人公の切なさまで
少し違って聞こえる。
そんなところも、
長くTUBEを聴き続ける
面白さなのかもしれません。
派手に感情をぶつけるのではなく、
月の光のように
静かに残っている想い。
10月の夜に、
月を見ながら一人で
じっくり聴きたくなる曲です。
2.『Twilight Swim』
続いては『Twilight Swim』。
Twilight…黄昏。
昼と夜の間にある、
ほんの短い時間。
この曲には昔から、
TUBEの中でも
少し大人びた雰囲気を感じていました。
アルバム「Twilight Swim」の
1曲目なのですが、高校時代に
このアルバムを聴くたびに、
「大人っぽい曲だなぁ~」
と感じていた曲です。
なんといいますか、
前田さんの歌い方?
声が優雅といいますか、
大人の余裕が漂っているような…
そんな印象でした。
そして40代になった今、
改めて歌詞の意味も調べながら
聴いてみると、
めちゃくちゃ、愛の歌だったんだ!
と再発見。
「僕の心をあなたに捧げる」
というような意味だと知って…
くぅ~!
心臓撃ち抜かれますね、これは。
10代だった自分には
少し背伸びして見えていた世界が、
今では違って見える。
35年以上同じバンドを聴いていると、
こういうことが起きるんですよね。
曲は変わっていないのに、
聴いている私が変わっている。
夕暮れから夜へ変わっていく時間に、
静かに流したい一曲です。
3.『月下美人』
『月光』に続いて、
こちらも「月」。
『月下美人』です。
私のタグでは、
「女ゴコロ」
「終わった恋」
「女性応援歌」
に分類しています。
今回の6曲には
終わった恋や過去を振り返る曲が
多いのですが、
『月下美人』には
それだけではないものを感じています。
一夜だけ美しく花を咲かせ、
朝にはしぼんでしまう「月下美人」。
このタイトルを知ってから
曲を聴くと、私は、
誰にも気づかれないまま
静かに終わりを迎えた恋を
重ねてしまいます。
一番綺麗に咲き誇っている姿を、
本当に見てほしかった
“あの人”には
見てもらえなかった…。
私はちゃんと咲いていたのに。
そんな孤独と切なさが
胸を締めつけます。
けれど、
この曲は
単なる失恋ソングではありません。
傷つき、一人で佇む女性に対して、
前田さんの歌声は
「よく頑張ったね」
「今夜はゆっくりお休み」
と、包み込むような優しさで
語りかけてくるように感じます。
たとえ今の恋は
報われなかったとしても、
密かに美しく咲いた
あなたの輝きが
消えるわけではない。
見てもらえなかったからといって、
咲かなかったことにはならない。
いつか、その魅力を
丸ごと愛してくれる
優しい人に出会える日まで、
今はそっと傷を癒やしていい。
私にはそんなふうに聴こえる、
TUBEが贈る
静かで温かい
「大人の女性への応援歌」です。
…と、
ここまでしっとり
書いておいてなんですが(笑)。
こんなに優しく
「お休み」なんて歌われたら、
傷ついた心どころか
全身の力が抜けて、
今回も無事にHPゼロです。
「私なら前田さんだけに咲きます!!」
と全速力で
叫びたくなりますが(笑)、
この静かで包み込むような歌声が
あるからこそ、
夜の長くなる季節に
そっと聴きたくなるんですよね。
そして
「月下美人」という言葉そのものが、
夜の静けさをまとっているようで。
10月号の中では、
女性側から秋の夜を描いてくれる
一曲として選びました。
4.『星空のラヴレター』
月を眺めたあとは、星空へ。
『星空のラヴレター』。
この曲につけているタグは、
「過去の想い出」
「片想い」
「ノスタルジー」。
改めて歌詞をじっくり追っていて、
ふと気になった言葉がありました。
「一人芝居はもうやめよう」
過去の傷にとらわれて、
自分で自分を
悲劇のヒロインにして
泣いているのは、
もう終わりにしよう。
消したい過去もある。
悲しかったこともある。
でも、それも含めて
今の自分なんですよね。
そして聴いているうちに、
「あれ? この『ラヴレター』って、
誰かに宛てたものじゃないのかも?」
と思いました。
夜空を見上げながら、
悲しかった過去も抱えた自分自身に、
「これからは幸せになろう」
と伝えているようにも、
私には聴こえるんです。
だとしたら、
この『星空のラヴレター』は、
未来の自分へ向けた手紙
なのかもしれません。
…と、
ここまで真面目に考えてきましたが。
やっぱり黙っていられません(笑)。
「そんな夜に泣いてるのは 月を味方にしてゆこう」
なんて、
あの包み込むような
前田さんの優しい歌声で
歌われたら…
味方どころか、
私が月になりたいです!!!(爆)
もうね、
前田さんが夜空を見上げながら
歌っている姿を想像しただけで、
胸がギュッとなります(笑)。
でも、冗談抜きで。
前田さんの歌声そのものが、
私にとっては
月明かりみたいなもの
なのかもしれません。
TUBEの曲って、
若い頃に聴いたときと
今とでは、
ずいぶん聴こえ方が変わることがあります。
昔なら
「切ない恋の歌」として
聴いていたような曲も、
48歳になった今では、
傷ついた自分に
「もう大丈夫だよ」と
言ってくれるような
温かい歌に聴こえる。
『星空のラヴレター』を
改めて聴いていても、
そんなことを感じました。
同じ曲なのに、
こんなに聴こえ方が変わるんだなぁ。
35年以上TUBEを聴いていても、
まだこういう発見があります。
TUBE=海というイメージは
強いですが、
TUBEが描く夜空もいい。
秋の夜に改めて聴いてみて、
そんなことを感じた一曲です。
5.『哀愁ドライブ』
タイトルからもう秋です(笑)。
『哀愁ドライブ』。
今回選んだ6曲の中でも、
この曲だけは
少し景色が動きます。
月を見上げたり、
星空を眺めたり、
昔を振り返ったりするだけではなく、
車を走らせる。
私がつけているタグは、
「終わった恋」
「人間賛歌」
「男の哀愁」。
ずっとこの道を通るものだと
思っていた、
「当たり前」だった恋が終わる。
彼女と一緒に走っていた道も、
一人になってしまっている。
孤独と自由を手に入れたけれど、
失恋に対する免疫は
一向にできない。
「彼女と一緒に進んでいく」
と決めていたつもりだけど、
人生(たび)は
予定通りにはいかない…
うぅ…辛い。
でも、男性の哀愁は大好きです(笑)
誰にも邪魔されない
「車内」という密室だからこそ、
強がりを捨てて
自分の弱さや寂しさと
向き合えるのでしょうね。
男の背中に漂う孤独と、
消せない情熱。
「哀愁」という言葉が
これほどまでに似合う
ドライブソングは、
他にはないのではないでしょうか。
恋が終わったからといって、
人生まで終わるわけじゃない。
いろんなものを抱えながら、
それでも前へ進んでいく。
そんなところまで感じられるのが、
この曲の好きなところでもあります。
秋の夜のドライブで聴いたら
危険かもしれません。
いろんな意味で(笑)。
6.『テ・ガ・ミ』
10月号の最後に選んだのは、
『テ・ガ・ミ』。
今回の6曲を考えていて、
最後はこの曲がいいなと思いました。
メールでもLINEでもなく、手紙。
書いた人の文字がそのまま残り、
そのときの気持ちまで
一緒に閉じ込められているような
ものですよね。
私がこの曲につけているタグは、
「過去の想い出」
「ノスタルジー」。
改めて聴いてみると、
この曲には
「過去」と「現在」、
そして変わっていく時代が
描かれているように感じます。
まだ使えるのに捨てられてしまうモノ。
不便だったけれど、どこか懐かしい昔。
そして、どんどん便利になっていく未来。
便利になることは、
もちろん悪いことではありません。
私自身、今さら
メールもLINEもない生活には
戻れません(笑)。
でも、便利になったからこそ、
いつの間にか
手放してしまったものも
あるのかもしれない。
そんなことを考えながら
聴いていると、
「今あるものを、ちゃんと大切にしているかな?」
と問いかけられているような
気持ちになります。
そして48歳になった今、
私は昔の手帳や写真、
SNSに残っていた昔の投稿などを
見返すことがあります。
すると、
「私、こんなこと考えてたんや」
「この頃から全然変わってないやん(笑)」
なんて、
すっかり忘れていた
昔の自分に
出会うことがあるんですよね。
手紙も、きっと同じ。
書いた当時は
何気ない一枚だったとしても、
何年、何十年と時間が経ってから
読み返せば、
その頃の景色や気持ちまで
連れてきてくれることがあります。
そう考えると、
過去のものを残すということは、
単に
「懐かしいものを取っておく」
というだけでは
ないのかもしれません。
過去が残っているから、
今の自分が
昔の自分にもう一度会える。
今回『テ・ガ・ミ』を聴きながら、
私はそんなことまで考えていました。
昔を懐かしむだけではなく、
過去を振り返ることで、
今ここにいる自分にも気づく。
そして、
いつか振り返ったときに
懐かしく思える「過去」になるのは、
今この瞬間なんですよね。
だからこそ、
今もちゃんと大切にしたい。
昔の手紙を
久しぶりに開いたときのように、
過去と現在を
ふっとつないでくれる。
秋の夜に
昔のことを思い出しながら
聴きたい曲として、
10月号の最後に選びました。
秋の夜だから聴こえてくるTUBEがある
今回は、
『月光』
『Twilight Swim』
『月下美人』
『星空のラヴレター』
『哀愁ドライブ』
『テ・ガ・ミ』
の6曲を選びました。
並べてみると、
月、黄昏、夜空、
終わった恋、昔の記憶、手紙。
夏のTUBEとは、
ずいぶん景色が違います。
青い空や海のそばで聴くTUBEも
もちろん大好き。
でも、
夏が終わって
少し静かになった季節だからこそ、
聴こえてくる言葉や声も
あるような気がします。
そして今回、
6曲を改めてじっくり聴いてみて、
もうひとつ感じたことがありました。
昔から何度も聴いてきた曲なのに、
「あれ? この曲って、こんな曲だったんだ」
と気づく瞬間が
何度もあったんです。
10代の頃には、
ただ「大人っぽい」と感じていた
『Twilight Swim』。
若い頃は
「こんなふうに想われたい」
と聴いていた『月光』。
切ない恋の歌だと思っていた曲が、
今では傷ついた自分を
そっと励ましてくれる歌に
聴こえることもある。
曲は変わっていないのに、
聴いている私は変わっている。
35年以上TUBEを聴いてきたのだから、
もう知っている曲ばかり。
…のはずなんですけどね(笑)。
改めて聴いてみると、
まだ知らなかった顔を
見せてくれる曲がある。
だからTUBEを聴くのは、
いつまでたっても
面白いんだろうなと思います。
今回紹介した6曲は、
昼間に元気よく聴くというより、
夜にゆっくり聴きたい曲ばかり。
これから少しずつ
夜が長くなっていきます。
そんな秋の夜に、
いつもより少し照明を落として。
イヤホンでもつけて。
昔のことを思い出したり、
今の自分と重ねたりしながら、
しっとりとしたTUBEを
聴いてみる。
そんな時間も
いいんじゃないでしょうか。
夏のイメージが強いTUBEですが、
秋の夜だからこそ
出会えるTUBEもあります。
夏だけじゃないTUBEの時間も、
私はやっぱり大好きです。






















