TUBEがテレビに出ると知って、TVerを開きました。
そして、あの曲を生まれて初めて切なく感じました。
※この記事では、番組で披露された楽曲名に触れています。
ネタバレが気になる方はご注意ください。
https://tver.jp/episodes/eptqz01ynb
番組の内容を簡単にご紹介します。
京都で農家を営むご家族の娘さんから、
こんな依頼が届きました。
「父に、TUBEのある曲を最後まで聴かせてあげたい」と。
お父さまは、TUBEファンだった奥さまを突然亡くされ、
元気にふるまっているけれど、
どこかさみしそうなところがあると
心配されていました。
娘さんはそんなお父さまのために、
亡きお母さまとの思い出の曲を
プレゼントしたかったのです。
WEST.の濵田崇裕さんがニセの番組企画を装い、
お父さまをご自宅から連れ出している間に、
スタッフが自宅のお庭に特設ステージをセッティング。
何も知らずに帰ってきたお父さまを待っていたのは
なんと、TUBEの生歌でした。
お父さまがTUBEのファンになったのは、
奥さまの影響だったそうです。
そしてご夫婦で、TUBEの恒例ライブである
横浜スタジアムのコンサートに通っていました。
ただ、家業の農業は早朝からの作業が必要なため、
コンサートの最後までいることができなかったそうです。
アンコールが始まる頃には会場を出て、
奥さまと「今からアンコール始まりそうだね」と言いながら
タクシーに乗り、帰路についていたそうです。
そのエピソードを聞いた瞬間、
胸が締め付けられました。
「あー夏休み」は、
アンコールで披露されることが多い曲です。
つまりお父さまは、
横浜スタジアムであの曲を最後まで聴くことが
できなかったのです。
だから娘さんは願ったのです。
「父に、あの曲を最後まで聴かせてあげたい」と。
お父さまが帰宅すると——
自宅のお庭に、
特設ステージが設置されていました。
特等席として用意されたのは、青いベンチ。
そのベンチの後ろに目をやると、
お父さまのお名前とともに
お母さまのお名前も、貼ってありました。
お母さまの席も、用意されていたのです。
その瞬間、涙が止まりませんでした。
そしていよいよ、「あー夏休み」の
演奏が始まりました。
ステージに現れたTUBEのメンバーが着ていたのは、
白いTUBEのTシャツとジーンズ。
ライブのアンコールの際に着用する衣装です。
「あー夏休み」はアンコールで披露されることが多い曲だから。
その想いを、衣装にまで込めてきてくれたのです。
粋すぎる……。
盛り上がり必至の、TUBEの代名詞ともいえる
「あー夏休み」。
でもこの場面で聴くと、不思議なほど切なく感じました。
お父さまが奥さまと一緒に、何度も会場を後にしながら
「今からアンコール始まりそうだね」と言っていたあの曲が、
今、目の前で最後まで演奏されている。
いつもはノリノリで聴いている「あー夏休み」なのに、
この番組で聴くと、
このご夫婦の背景を想像して胸に刺さりまくってしまい、
テレビの前で見ていた私も、思わず
涙が出てしまいました。
メンバーの皆さんのご家族にかけるコメントが、
どれも優しくて温かくて。
「慈愛」という言葉が自然と浮かんできました。
そして演奏後、前田さんが静かに
「奥さまにお線香をあげさせてください」と。
TUBEメンバー全員が、
奥さまの仏壇に手を合わせていました。
奥さまの仏前で手を合わせるTUBEメンバーの姿が
素敵なワンシーンだと思うのとともに、
仏前ということで
いつも帽子をかぶっていらっしゃる角野さんが
帽子を脱いでいるという
超レアな姿まで拝見することができました(笑)
若い頃だったら、
「うわぁ!家にTUBEが来た!すごい!」 という部分に
一番興奮していたかもしれません。
でも今は、そこではありませんでした。
娘さんがお父さまを想う気持ち。
お父さまが亡くなった奥さまを想う気持ち。
そして、その想いを受け取って京都までやってきたTUBE。
誰かが誰かを大切に想う気持ちが、
ずっとつながっているように感じました。
人が人を想うことの大切さを、
改めて教えてもらった気がします。
35年も好きでいるのに、
まだ「この人たちを好きでいてよかった」と思わせてくれる。
この番組を見て、
私はまたTUBEを好きになりました。
TVerで観ることができますので、
ぜひ一度ご覧ください。











