
恩田陸さん
『光の帝国 常野物語』

常に在野であれ
『記憶して響く力』
『未来を視る力』
『裏返す力』
『遠目』に『遠耳』
常野一族には不思議な力があり、優しさと淡くも哀しみに満ちた短編集です。
6話目の『光の帝国』
それぞれが痛みを抱え、『お祈り』ともに少しずつ前を見れるようになるんだけど。
不思議な力を持った一族、そして子供達は 軍の特殊部隊に目をつけられる。
穏やかであった分教場で、逃げ場もなく長い籠城を強いられる。
食糧も尽きその先に残された道は。
非常なまでに浴びせられる銃弾。
戻ってきた助けは為す術もなく、黒こげになった分教場を ただひたすら 子供達の痕跡を求めて掘り始める。
不思議な力を持ったがために起こる喜びと哀しみ。
この本は 全部が全部哀しいお話じゃないんだけど、1話目の『大きな引き出し』は息子を思う父親の 真実を見出だす涙と、この6話目の『光の帝国』の非情な涙。
喜びや哀しみ、不安や疑いのお話が1話1話違った形で作られてるの。
目立ったドンパチはないし、アクション的なトコはないんだけど。
特殊能力を持つ一族の 時移り変わる静かなお話なのね。
心暖まるし、やりきれない哀しさもあって。
次はどぅなるんだろう?て考えちゃう。
まだまだ次のお話が楽しみなんだけど、数時間後には仕事だわ

寝なきゃ。
続きはまた夜ね。