クローバーが
たくさんある場所に行くと
まるで呼ばれたかのように
フッと立ち止まり
すぐに一点を目指して
手を伸ばす娘
すると必ず
四つ葉のクローバーを
手に持ってるんです
不思議なくらい
カンタンに見つけて
大切に持ち帰り
可愛いお皿に水を張って
ニコニコしながら
私にプレゼント
高校生くらいまで
そんなことが
よくありました。
それから数年経った今日
あの頃を思い出すようなことが…
お買い物に出かけた先で
ちょっとひと休みしようって
立ち寄ったケーキ屋さん
窓側のテーブルに
座ろうとした、その時
あれ?
一緒にいたはずの娘が
窓の向こうにいる???
見つけたよ〜って
渡してくれました
あら、久しぶりだね
って言ったら
さっきね
子どものこころを取り戻したんだよ
と。
ケーキ屋さんの前に
公園をお散歩したんです。
そこには
小学校3年〜5年の
男の子や女の子がたくさんいて
青空のもと
鬼ごっこや縄跳び
ブランコや滑り台の遊具
バトミントンなど
仲良く遊んでいました。
ママと一緒に遊んでる
無邪気な一歳の男の子も。
私にとって娘は大学生とはいえ
子ども、なんですが
その娘が
最近子どもが可愛くて
なんて言うんです。
大学生活では
子どもに会うことはほとんどなく
ここでの触れ合いは
とても新鮮だったみたい。
この子たちを見ていたら
小学校の頃の自分を思い出して
なんだかとてもホッとした、と。
ほんとうは、
幸せってどこにでも
たくさんあるんだよね。
だけどそれを自分で
見つけようとするかどうか
なんだよね、と娘。
そうだね〜
子どもたちはその師匠だね。
触れ合えてよかったね、と私。
春休みで帰省中の娘と
こんな会話をした後
穏やかな氣持ちで立ち寄った
ケーキ屋さんでの一コマが
この四つ葉のクローバーでした
大学へ戻る日まであと数日
そんな娘との触れ合いを
楽しもうと思います
ライフシントロピスト 本多恵美子






