男の涙… | こころのharmony

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非行少年だった長男とマイペースの二男。太陽と月のように対照的な二人の息子への母の想い・・・。 
動物苦手なのに、ひょんなことから飼うことになったハムスターとの生活。その時々に感じたことを綴っています。

いまの時代にしたら、気にならないのかも知れませんが

個人的には、男の涙は好きではありません

滅多に流さないから、流した時には感動があります

テレビで、すぐ泣く方は…
どうも苦手(^_^;

元夫の涙を 一度だけ見たことがあります

親友の死…

親友のSさん、元夫の心の支え
なぜ心の支えなのか…

たまにしか会うことが出来なかった
まるで、七夕に出会う
織り姫と彦星のよう…

親友Sさんは…いつも事件ばかり起こして、刑務所暮らしが長い(>_<)

出所するのを、首を長くして待っていたのに
数ヶ月後にまた逆もどり

私と結婚してから、何度かそんなことを繰り返し

生活費はどうしていたのか…
年老いた親からの仕送り

このSさん、まず仕事しない
仕事しなくても親が面倒見てくれるのだから、正直 親にも責任あるな…って思ってました

でも、お姉さん方の助言もあり
とうとう親からも見放されてしまいました…

Sさんが取った行動は…
実家に殴り込み のようなこと(-"-;)
警察が介入して、連行されてしまい
Sさんにしたら、また親が何とかしてくれる

親にしたら、ここで鬼にならなきゃ立ち直ってくれないと思ったのでしょう…
手紙がきても、警察を通して何か言ってきても“無視”を通しました

Sさんから、元夫に手紙が届きました…
親やお姉さんやその夫の悪口…恨み辛みが書かれていました

そして…悪いけど金 送ってくれ

正直…Sさんには、何度か貸していて
我が家も、すごく苦しい時でした
元夫は、給料が出たら少し送ってあげるつもりだったようです

その数日後…

Sさんの姉の夫の勤務先の社長さんから、電話がかかってきました…

Sさんが…留置場で自殺した

元夫は、絶句しながらも
その時の状況を聞き

家族の物は、ショックで電話出来る状況ではないので

代わりに電話したのとことでした

電話を切った元夫は

Sさんが死んだ…と絞り出すように言ったあと

号泣していました…

あの時、すぐお金を送っていたら…

もっと Sさんの苦しさに気付いていたら…

いろいろな思いがあったのだと思います

親にしても…まさか死ぬなんて思わなかったはずです

息子に真面目になって欲しい…その想いは通じることがないまま

お別れになってしまったんです…

あれから、ちょうど7年経ちました…
今 想いだしても 胸が痛みます…


最後まで読んで頂きありがとうございます(*^_^*)