薄い雲がゆっくりと流れて行く


隙間から見える暗闇とかすかな光


白いベールを纏ったかのように


鮮やかに 緩やかに




スクリーンの夜空は


その落ちてくるような星の数に圧倒される


これほどの星があるはずなのに


現実にはほとんど見えていない




いつの間にか心の中にいて


その笑顔をいつも探している


離れて初めてその存在の大きさを知った


こんなに大切に想っていたのに


今まで気付かないなんて




街のネオンや月灯りに隠されて


本当の数の半分も見えない星空は


見ようとしても見えない貴方の心と同じ


本当の事なんてわかるはずもない




明け方の消えゆく星を数えながら


貴方への想いを抱きしめたら


この気持ちを伝えに行こう