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腸内環境と免疫細胞事情 その1の続きです。

 

通常、外部から有害な細菌やウイルスが入ってくると

免疫細胞が異物とみなして撃退して

体を守るというしくみが備わっています。

 

ところが免疫力が低いと撃退できず

感染したり病気になったりする訳です。

 

だから、免疫力をあげるんですね。

 

ただ、現代人は医療の進歩で沢山のお薬があり

予防的に服用したり

除菌、除菌で清潔にし過ぎる傾向にあるので

免疫細胞の戦う機会が激減しているというのです。

 

免疫細胞は敵(細菌やウイルス)と戦うために

攻撃的になっているのですが

戦う機会が減ってしまった免疫たちは力を持て余していて

 

たまに入ってきた敵に対して

これでもかっていうくらいボコボコにして

シバキまわして攻撃しますが、やりすぎるんです。

 

やり過ぎとは、正常な細胞まで攻撃してしまうこと。

見境がなくなるんですね。

 

これは自己免疫疾患となります。

でも、そうならないように

本来なら「制御性T細胞」というのがあります。

 

これは、正常な細胞にまで攻撃しないように

ちょっと落ち着いて、と攻撃を抑える

なだめ役のような働きをすると言われていますが

これが減っているそうです。

 

これが自己免疫疾患を防ぐために重要なことだと

阪大の教授や

他の偉い先生方が研究されているのです。

 

ただ、制御性T細胞が増えすぎても

免疫力が低下することになるので

バランスが大事ということになるんですね。

これは腸内細菌も同じ。

善玉菌にもバランスが大事です。

 

ということは

「免疫力を上げる」とは厳密にいうと

「免疫細胞のバランスを整える」

ということではないではないでしょうか。

 

それは、どうしたらいいのか?

 

食生活でいえば1975年の食生活がよいと言われています。

 

魚や野菜、大豆、海藻、主食などを

品数が多く少々づつまんべんなく食べていて

お肉も食べるけど、食べ過ぎない。

ファストフードやミスド、インスタント麺などもあったけど

頻繁に食べない。

 

ベースは一汁三菜の和食が中心で

ほどよく洋食が入っている感じ。

バランスがいいんですね。

以上のことを考えると

10~20代の若者より、ご高齢者の腸は

激変していると言えるのではないかと言えます。

 

おおよそ50年程で日本の食生活は激変して欧米化され

それによって生活習慣病をはじめ

動脈硬化や心疾患など病気も欧米化したと言われています。

 

コンビニは若い人達の利用が多いと思われていますが

実際はご高齢者も多いです。

 

年配者になると和食のイメージが強いと思うのですが

案外そうでもないようです。

 

連れ合いを無くされて1人暮らしされていたり

ご夫婦でも作ってもあまり食べなくて残る

食材を余らせてしまう

作るのが億劫になってきた

コンビニやスーパーのお惣菜でチンするだけ

パスタやパン、ピザが好き

意外と利用が多いのが現状です。

 

若い人達は生まれた時からほぼ今の環境だと思うのですが

ご高齢者は戦後、物や食べる物がない時代を過ごされて

生まれてから今に至るまで、それはそれは多きな変化だったはず。

まさに激変。

 

そのため、先に書いた医療の進歩や除菌も伴い

腸内細菌も免疫細胞達も戸惑っているのではないかという

考えがあります。

 

そう考えると、腸内細菌達って

そんな激変の中、めちゃくちゃ頑張ってると言えます。

なんか可愛いと思いませんか?

お腹、ナデナデしたくなりませんか?笑

 

***

しかし。

人が生活していく上で、より便利に、

より快適になるように色んな物が開発されて凄いなぁと思います。

 

勝手にお掃除してくれたり、言葉ひとつでなんでもしてくれたり

また日本にいながら各国のお料理が食べれたり

食べ物も物質的なことも溢れかえってます。

 

(これは身体の不自由な方や災害時にはとても大切な事の一つでもあるので

これからも開発や進化していくことを望みます。)

 

それは忙しい現代社会において、とても必要な事であると同時に

便利になったが故に運動不足や

有り難さや自然界の崩壊など様々な所で歪みがでているのも

確かなのではないかと思います。

なので今回のコロナで思う事は

「少しだけ元にもどす」ことなんじゃないかなぁと思ったりします。

 

今は美味しいものが沢山あるし

それは生きる楽しみの一つでもあると思うので

なので「少しだけもどす」です。

私も気をつけよう。

必要な時には程よく取り入れて

普段は便利にさせ過ぎず、日本という自国を見直したり

自分のことも考えるけど

人のことも考えて人を思いやる

そんな時にきているのではないかと思います。

 

腸内細菌と免疫細胞や自分自身と人との繋がりは

バランスを保ちながら、共存して共進していくこと。

 

「腸は人体最大の免疫器官」と言われていますが

それはとても神秘的でもあり

現実的な臓器なのだと思います。

 

最後までお付き合い頂き ありがとうございました

 

 

 

 

 

神戸 フリダヤ

 

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