前回のThe Laundries に続き、今日はFor Tracy Hydeを紹介します。
と言ったものの、実は僕は彼らについては、アルバム2枚の楽曲の他、ほとんど何も知らないのです。
ネットで彼らの曲を知って、ただただ勝手に大ファンになって(それはランドリーズとの出会いと同じですね)、ランドリーズさんが以前対バンしたことがあるという縁で、今度対バンさせてもらえることになった。そんな感じ。
とにかく僕は夏botさんの作る楽曲が好きで、それがeurekaさんの声で歌われ、U-1さん、Mavさん、Marcyさんによってバンド音楽として世代を越えて聴き手に届く。
50代の僕が聴いて感じるのは、彼らの音楽の基礎にあるのは90年代から脈々と続く「シューゲイザー」や「チルウェイブ」のインディーポップのフォーマットであったり、微量の「ネオアコ」の匂いであったり、すっかりアニメ音楽との距離が近くなった「J-POP」であったり(ほぼWikipediaな説明で申し訳ない)。
でも僕が興味をそそられるのは、そのインディーポップのカテゴリーの部分よりもむしろ、彼らの「詞曲そのもの」と、過剰にさえ感じられる音に込められた「力」のようなもの。
彼らが他の日本の20代のバンドより圧倒的に優れているのはその2点だと思う。
さらに言うと、夏botさんの描く歌詞は、作詞家として(歴代の著名な作詞家やアーティストと比べても)極めて高い位置に君臨していると感じます。
去年の12月の時点で今回の対バンが決まっていたんだけど、僕には一つ心配だったことがあります。
2018年の10月までにフォトハイが大ブレイクして、大きな事務所がついて「はぁ?
b-flower?何それ、そんなんと対バンやってる場合じゃないでしょ!」って言われかねないこと。
幸か不幸か、10月は対バンできそうですが、今後はもうどこまで遠くへ行っちゃうかしれませんよ。ぜひ、間近でFor Tracy Hydeを観ておくべきです!
僕もフォトハイのライブを体験できるのが本当に楽しみです。
そしてその体験をもとに、また彼らの魅力について勝手に語らせてもらうつもりです。