
在中国的少年 / rosa luxemburg
Album 「ぷりぷり」
この「クローバー・クロニクルズ2」というブログでは、文字通り僕の経験してきた音楽の
年代記みたいな感じで邦楽、洋楽ロック、ポップスを紹介していますが、僕がこのように
音楽にのめり込んでいったひとつの大きな分岐点は、大学に進学したと同時に「軽音楽部」に
入ったことが大きかったと思います。
僕の入った京都産業大学の軽音楽部は、やたらロック色の強いストイックな部で、
同じ大学内には「フォークソング愛好会」だとか「◯◯同好会(名前忘れた)」とか
もう少しちゃらっとしたサークル活動的なクラブもあったのだけど、軽音楽部は
完全な硬派。
ただ、硬派といってもヤンキー的なものではなく、例えば先輩たちが聴いていたバンドや
コピーやカバーしていたバンドを挙げると、
・フー、ストーンズ、ジミヘン等のロックの王道
・ピストルズ、クラッシュ、ジャム等のロンドンパンク
・テレヴィジョン、パティスミス等のニューヨークパンク
・デヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージック等のアート系
・スペシャルズ、マッドネス等のスカ
・クラフト・ワーク、ウルトラ・ボックス、他のテクノ、ニューウェーブ全般
ひたすら本当のロックとは何ぞやを追求するような空気で、媚を売るような産業ロック的な
バンド(当時だとジャーニーとかREOスピードワゴンみたいの)やフュージョン(ラリー・
カールトンとかが流行ってた)など演ろうものなら、「おいおい、遊びやないねんぞ!」
みたいな野次が乱れ飛ぶような世界。
ただでさえ音楽にストイックな18才の僕が、その中で影響を受けないはずがなく、どっぷり
ロックな日々を送ることになるわけです。
そんな京都でこの時代、最もトガッていた(時代な言葉やね)のがこのローザ・ルクセンブルグ。
僕が1回生の時、ギターの玉城さん、ドラムの三原さんともに軽音楽部の4回生だか
5回生だかだったと思います。それぞれ別のバンドを学内でやってはって、
その後、彼等は京大生のVoの どんとさんとローザ・ルクセンブルグを結成。
とにかく演奏力が高い上にカリスマ性のあるバンド、あっというまにメジャーへと駆け上がり、
そしてあっという間に解散してしまいました。
でもこのバンドは今こうやって観ても(聴いても)すごく京都っぽいバンドですね。