
a distant shore / Tracy Thorn
またまた「a distant shore」を聴く季節がやって来ましたね。
82年リリースのネオ・アコースティックの名盤です。
これはホントに思い入れのある作品で、25年以上なかなかこの音の代用品は見つからないです。
ありがたいことに、90年頃、CDで発売された際にはEverything But The Girl 名義の
「Night And Day」(コール・ポーターのスタンダード)と「On My Mind」が追加収録
されて(現在発売されてる紙ジャケ仕様のCDにもボーナストラックとして収録されて
るようです)、さらに聴きごたえが出ました。
「Night And Day」
夜も昼も あなたは私のもの
近くにいても 遠くにいても
月の下でも 太陽の下でも あなただけ
あなたがどこにいても関係ない
私は一日中 あなたのことを考える
対訳:真杉潤子さん
思い入れと言えば、某ロック雑誌のY.Yさんも初期エヴリシング・バット・ザ・ガールに
かなり強い思い入れがあったそうで、彼女等が後々、ゴージャスなAOR(アダルト・
コンテンポラリー・ロック)へと変化をとげて来日した際に、インタヴューで
「なんでそんなふうに変わってしまったんだ!俺たちの思い入れをどうしてくれる!」と
トレイシーに激しく詰め寄り、彼女を泣かしてしまったと言うてはりました。
まあ、気持ちはよくわかるけれど、泣かさんでも・・・。