おっはよう、ございます。
今日も元気なサワスコでs~す。
今日は、ほんとに久々に歯の話でも・・・と考えています。
タイトルの 「食片圧入」って言葉、聞いたことありますか?
歯科関係者なら知っていて当然ですね。知らないと、大丈夫??ってな感じです。
一般の人にはなじみないですよね。
簡単に言えば、歯と歯の間にものが詰まることを言います。
先日、歯科医師会の学術講演会で、
「食片圧入の病理学的考察-歯槽骨の破壊と修復」
というタイトルで、福岡歯科大の谷口邦久教授の講演がありました。
原因は、
①歯と歯の間に虫歯がある
②歯と歯の間の接触が緩く隙間がある
③かぶせたり詰め物してあるものの形態不良 などなど
話は、ここからです。
ものが詰まったとき、歯ぐきの中でどのようなことが起きているかいうと、
歯槽骨の頂上(歯槽頂)から骨が溶けてくると思いきや、
違ったんですね。
歯槽頂は溶けずに、下の方から骨が溶けて行き、
歯槽頂と分離するんですね。
ということは、食片圧入の状態がずーっと起こっていると、
歯と歯の間の骨はじわりじわりと溶けるのではなく、
一気になくなってしまうということがいえるわけですね。
恐ろしいです。あ~,こわいよ~。
僕たち歯科医療従事者は、治療するとき、
接触関係をしっかり見ないいけないし、
定期健診の時は、また食片圧入があるかどうかも
チェックしていかないといけないですね。
そして、患者さんたちもよく物がつまると感じたら、
すぐにでも歯科医院に行って
調べてもらいましょう。
歯と歯の間の骨があるのとないのでは、
快適な食生活をおくれるかどうかに繋がってきますよ。
それでは、また。