テオは涙を流し「五七,五七は…」と言うドゥルレを
抱きしめたことを思い出し寝付けない。
ドゥルレも寝付けない。
食堂前を掃除しようとするとすでにテオが掃いている。
新聞配達しに来たドンスは掃除している男性がドゥルレの先生で、
下宿人でソウル商会の従業員だとドゥルレから聞く。
セヨンがソウル商会に出勤してきた。
スジャもきて「ジョンウン(セヨンの偽名)さんの歓迎会を開く」と誘う。
セヨンは喜ぶが、テオは先約があるようで断わる。
「テオさんはある子の家庭教師している。
その子のことが好きなのかしら?」とスジャがポロット言い、
セヨンは気になる。
サムはテソンと食事をしている。
テソンは「質店にこもらず、他の道も探してみたら?
俺のところに来い。無理強いはしないが、よく考えてくれ。
人生は短い」とサムに提案するがサムは断る。
テソンはテオの事業のパートナーはジュノ、
手を汚す仕事はサムにと考えているようだ。
チャン・マダムはテソンに資金を貸しているようで
「そのお礼に食事をおごって」と言う。
ジョンイムはテソン製粉でチャンマダムに会う。
チャンマダムが会社に資金提供していると聞き、
ジョンイムはいい顔をしない。
「そんな態度を取っていいのかしら?
私たちにしか知らない秘密もあるし・・・」と言われ
ジョンイムはテソンに会わず帰ってしまう。
ジョンイムは帰ってきたテソンにチャンマダムのことを話す。
「お前にとって俺は最低な人間なんだろ?
俺には(チャンマダムは)ありがたい人。
俺の金で店やりたいなら俺の事業にも少しは協力すべきだろ?」とテソン。
サムが食堂にラーメンを2箱運んできた。
「ククス店にラーメン加えるのは、どうかと思うが・・」
サムは少しでも集客できるようにと考えている。
「ラジオ局にハガキを送り、ドヨンのことを捜して見ては?」と
教え、ドゥルレは早速今晩からハガキを送ろうと思う。
サムの提案に喜ぶドゥルレ、
サムと手を取り喜んでいるのをテオは見てしまう。
サムはテオがドゥルレの先生だと聞き驚く。
テオが勉強を教えてくれるのでドゥルレは食事をテオに提供しようと思う。
「毎回ククスの試食の感想を教えて」とドゥルレ。
油揚げのククスを食べたテオは
「普通。麺が細いのが好きな人にはいいな。
でもいなりずしを添えては?」とアドバイスする。
「ラーメンは?」と聞くと
「ヨンス(サム)兄さんが勧めてくれた。
でも私の作ったものでもないし・・
私は自分でだしをとって、薬味を作って・・・
この手で作ったものを食べてほしい。
でもラーメンってよくできているわね。
食べたら勉強しよう。何ともなくなるまで紙に書いて暗記するの。
どうなるかわからないけれどやってみる」とドゥルレ。
次の日朝、食事中、電話が鳴り、スジャが取る。
カン・チョンジャからでスチョルは居留守を使うようジェスチャーで頼む。
「知らない女。どうせばかな女。もてすぎて本当に困るよ」と
スチョルはみんなにごまかす。
スジャは「どうして家の電話番号知ってるのかしら?
今度電話してきたら、母さんに言って髪を切ってもらう」と
スチョルを脅す。
「あの日あんなに酒を飲むんじゃなかった。
あんな女につきまとわれたらどうしよう・・」と
スチョルは不安になる。
サムはソウル商会に行き、
「知り合いが食堂を開いた。仕入可能かと・・・
カンヌン麺屋です」
スンヒは大きな店で取引できると喜んでいる。
「チャ・ヨンスさんですけど、よく知ってます?」とテオ。
「ドゥルレの命の恩人としか知らない。
質屋やっているから気に入らない?
ドゥルレの話によると、利子も良心的で・・・
取引先を紹介してもらっただけ、心配するな」とスンヒ。
セヨンはテオと働き、昼食も一緒に取れ嬉しい。
テオは少し席を立つ。
庭で洗濯しているドゥルレに小学1年の算数の教科書を差し出す。
「1年生くらいの実力だろ?でも足し算掛け算でも簡単だと思え。
自信が何より大事。1+1ができれば2+2もできる。
そうすれば計算できるようになる。当然不安も消える。
勉強にプライドはいらない。頑張ることだ。どうする?」
「本当に説教はうまいんだかから・・」とドゥルレ。
「洗濯みたいに楽しくやればいいのさ」とテオ。
ボンサンからサムに「デソン製粉の株価が暴落した」と連絡が入る。
サムは証券会社に行き、通帳をだし
「デソン製粉の株を全部買う」と言い出し・・・・