ウチャンとスングムの結婚式も無事に終わる。
スングムは着替え室からでて、涙をふく。
ヒャンジャ、ヒョンジェは
「ジンギョンに何か言われたのは?」と心配する。
ジンギョンとスングムは二人きりになると
「私の負け、結婚式の間、居心地が悪かった。
式の間、自分の気持ちを考えていたけれど
思ったほどつらくなかった。
こんなことなら、もっと早くあきらめるべきだった。
今日は謝らない、おめでとうとだけ言うわ。
私にもお祝い言って、私も立ち直れた。
もう大丈夫だから・・・」とジンギョン。
ヨニは疲れたようだ。
「私、よくやったでしょ?蹴婚式をあげさせたから・・」とヨニ。
「私たちの娘は世界で一番幸せな女だった。
この数日間大変だったな」とスボク。
「こうして願いがかなうとまた欲をかいてしまう。
もう一つ願おうかしら?願ったらかなうかしら?
もう少しだけ長生きしたい。
式を挙げたばかりの子に母親の葬式をやらせるなんて残酷すぎる。
そんなこと言えない」とヨニ。二人で涙を流している。
スングムとウチャンは新婚旅行に出かける。
ジンギョンはスボクに「また薬作って、ちゃんと飲むから・・」と言い、
生きようとする意志を見せる。
チスにも「点滴以外することがないから、検査の時だけ病院へ行く」と言う。
大奥様はヨニのことを考えている。
ミスンが結婚式の料理を持って帰って来た。
「食べないですよね?」
「食べないと・・生きるために・・」と大奥様。
アメリカからジンギョンの手術日が決まったと連絡が入り、
ジョンスはチスやジンギョンに知らせに行く。
ジンギョンは「もう少し、セウンにいたい」とすぐには行かないようだ。
ヨンスとトックはヒョンジェとジョンスのウワサを流し、
町中に広まる。
黒バラではジンギョンの話をしている。
「もうあの子がうろつこともないわね」と旅籠のおばさん。
それを自分のことを言われたと思ったヒョンジェは
「もう私は来ないわ、私にうろついてほしくないようだし・・
本当に辞めるから・・陰口叩くのはやめて」と言う。
ジョンスもきて
「彼らの話をうのみにするな」と言って
ヒョンジェを店から連れ出す。
「彼女がブーケを受け取って何も感じなかった?」
「付き合おう、結婚しようと言えない?」とヒョンジャ、ヨンスに言われるジョンス。
「今日は真剣に話合おう。男はたくさんいただろ?」とジョンス。
「4年間送り迎えしてくれてた男たちさ・・
セウン中の未婚の男とデートしてたじゃない?」とトックに、ヒャンジャ。
「送り迎えしてくれた男は1ダースはいたぞ」とジョンス。
「うちが遠いから、兄さんたちが車に乗せてくれた。
いとこを合わせて12人よ。」とヒョンジェ。
「全員が本当にお兄さん?」
ヒョンジェがジョンスの気をひこうとしていたのだ。
それをジョンスが顔にも出さないだけで嫉妬していたようだ。
「ホテルの予約をキャンセルしたのを忘れてた。
避暑客で部屋はいっぱい」と言ってウチャンとスングムが帰ってきた。
ジンギョンは「洋装店のお母さんと手術を受けに行く」と大奥様に言う。
「あんたまで何かあったらと思うと・・
イノクと行くなら、もう戻らないよね?
結局ここには私とチス、傷つけながら暮らすわけね。
まるで地獄そのもだわ」と大奥様。
ジンギョンはチスにもヨニの病気を知らせないとと言うが
「できない。チスの悲しむ顔なんて・・・ヨニはなぜ私たちに頼むの?
自分で言えばいいわ。言えるならね」と大奥様。
チスが帰ってきた。
「断食したのは妻を連れ戻すためでは?」と嫌味言うチス。
「ごめんなさい。あの人には負けたわ。あんたがあきらめて」と大奥様。
ジンギョンは「イノク母さんとアメリカに行く、
チケットも自分で買う。もうお金もくれなくていい。
自分で頑張りたい。今まで頼りすぎた。
本当に義姉さんが帰ってくると思った?」とチスに言う。
「わからない。大奥様の行動をあざ笑いながら
内心期待していたようだ。」
「スングムへのご祝儀を出したから整理がついたのでは?」
「俺をわかってないな。俺が一番大事なのは体面だ。
そのせいで気持ちと行動がバラバラだ。
今回も理解しているふりして心の仲は違ってた。
お前は整理できたのか?」
「実は…」とジンギョンが言いかけると郡守から電話がかかる。
チスは郡守と会っている。
「G117 の審査が通った。契約したいと書類が届いた。
しかしユン薬剤師が…隠れて進める気?」と郡守。
「特許権を守ろうと高麗人参の輸出を犠牲に?」
「キム社長が逮捕されて議員の立場も危ういと聞いたが・・・
ぺク会長に脅されている?私も情報が・・」
「知らないふりを」とチスは頼む。
スボクはヨニの病気のことをスングム達に話すつもりだが
「できれば話すのを延ばせるまで延ばせてほしい」とヨニは頼む。
チスが紹介した多国籍機関はアメリカの企業らしいと連絡を受けるウチャン。
「(議員は)支援ふりして特許権を奪った過去がある。
議員はまた裏切ったな。」とスングムに言う。
郡守に「議員が決めて、私は口を閉じている」と言われチスは安心する。
ヒョンジェとジョンスに郡守といるのを見られ、
チスは酒をおごって帰っていく。
ジョンスはチスと郡守のことが気になるが、ヒョンジェと酒を飲む。
「私に男がいると思って恋心すら抱かなかった?」
「いいや、あきらめていた。そうだろ?
俺は親もいないし故郷もない、でも養うべき人は多い。
やることも多いし…ケチの上、短気だし・・」
「夫のいない義妹に甥っ子、養子に出した弟を待って
薬の開発に家長の役割、恋愛どころじゃなかった。
でもそれがあなたの唯一の長所よ。
私のあなたが大事にしている家族の一員になりたかった。」とヒョンジェ。
次の日
スボクはウチャンに
「お前たち言ってないことがある」と言うと
「知っている。スングムはずいぶん泣いた。」とウチャン。
ヨニはスングムが病気のことを知っていると知り・・・