チスはヨニとスングムが手を取り合っているのを見てしまう。
車に戻り、キム理事に
「この役立たずめ、なぜ畑の持ち主を調べなかったのだ?」とチスは叱る。
スングムはヨニに「立派な高麗人参でしょ?」と自慢する。
ヨニは「私に会ったことは内緒ね」とスングムに頼んで帰っていく。
チスはセウン堂に戻り、「全部知っていることを話せ」と義母に言う。
「ただでは教えない、私も仲間に認めて・・・」と前置きし、
「私の想像だけど、ヨニが宝石を売り始めた12年前、
ウチャンがスングムにあげた種をヨニが買ったのよ。
スングムは父親の借金のためヨニに売ったはず、
陰険な女ね、子どもができたと知ってて、あんたをだまし、
ここを逃げようとした。でも澄ました顔でここで暮らしてた。
心の中ではスングム親子のことを思ってたのね。」
「何もするな。ちゃんと調べてから決める。
それまで静かにしてろ」とチスに言われる。
チスが出て行くと「私の思った通りだと、これからみものね」と
義母は笑みを浮かべている。
帰ってきたヨニに義母は
「いい天気よね。(春だからというヨニに)
花見も人生も楽しめる時に楽しまなきゃね」と意味深に言う。
スングムは旅籠で昼食をとっている。ウチャンもいる。
旅籠のおばさんは「昨日ジョンスは私たちが言えないことを
ハン社長に言ってくれた。」と話すがスングムは何のことかわからない。
ウチャンの「大したことではない」と言うだけだ。
ジンギョンはヤン部長からジョンスが会社で暴れたと聞く。
「ジョンス兄さんに恥をかかされた気分は?」とチスに聞いてみると
「12年前イノクに指示したのは俺。それを問い詰めに来た。
妻に聞かれたよ。一番誰が罪深いのかと・・
俺だ、なぜか悔しく腹が立つ」とチス。
ジンギョンは薬局へ行き、ジョンスに
「腹が立ったのは母さん(イノク)のため?被害者がスングムだから?」と
聞いてみるとスングムが入ってきた。
スングムは「エレナとキャッシーに何かあったのね、
誰も教えてくれないから、あなたが教えて、」とジンギョに頼む。
「嫌よ。私には関係ない」とジンギョンに断られる。
キム理事は高麗人参畑の名義がトックだとわかり、
トックのお母さんに探りを入れるが知らないようだと
チスに報告する。
「12年前にさかのぼって名義を調べろ」と指示する。
セウン堂、食事中
高麗人参畑の話題になり、チスは
「ビン工場もあるし、煎じる機械も買えばいい。
うちの会社が協力しようか」と言い出し、ヨニは不安になる。
ヒャンジャは
「スングムがウチャンと別れた時
ジョンス兄さんに付き合おうと言った」とジンギョンに話す。
ジンギョンはまだ自分にチャンスがあると考える?
スングムはウチャンに高麗人参の種の保管と
発芽処理の仕方を教えてもらう。
「これからが苦労しそうだな」
「この種をまく日が来るかしら」とスングム。
「心配か?」
「こんな立派な先生がいるのに?あなたがいれば平気」と
スングムはウチャンと肩を寄せ合う。
次の日
スングムとウチャンは手をつないで歩いている。
会社の前で別れるとジンギョンがウチャンに声をかけ、
腕を組んできた。
ウチャンはジンギョンの手を振り払うと
「あんたにはスングムだけだと?あの子には他に男が・・」とジンギョン。
「俺たちの冗談を聞いたか?」
ジンギョンも冗談よと言う。
スングムは遠目にウチャンとジンギョンが一緒にいるのを見てしまう。
スングムはジンギョンを黒バラに誘う。
「アトリエでのことは何でもない、ウチャンが悪いと言ったけれど
あなたのせいでつらかった。
あなたは友達だし、大好きよ。こ
れからも友達でいるためなら伝えるべきかと・・
ウチャンのことで仲たがいしたくない。」
「自分の男に手を出すなってことね。がっかりだわ」とジンギョン。
ジンギョンは会社に戻るとウチャンから
「スングムと奥様のことは忘れろ。スングムを傷つけたくない」と言われ、
みんなからスングムは大切にされて思うとジンギョンは面白くない。
薬局へ行き、スングムに
「エレナはセウン堂の奥様よ」とジンギョンは言ってしまう・・・