チスは「ウチャンの辞表は受理するつもりはない」と言うと
「受理してください。ウチャンを無実と知ってて
追い出されるのを黙認した。そんな社長の会社に勤めろと?
大奥様が黙っていないはず・・」とスングムははっきり言う。
ウチャンはバスに乗って行ってしまった。
ウチャンが辞表を出したこと、旅籠を出て行ってしまったことを
ジョンスや旅籠のおばさんに言うが
「いつものこと、すぐ戻ってくるよ」と
スングムを心配させないよう気遣う。
スングムはヒャンジャに
「ジンギョンにウチャンの連絡先を聞いて」と頼む。
「あんたの彼なのにジンギョンに奪われるわよ」と
ヒャンジャは心配してくれる。
チスは家に戻ると
「スングムは賢い子。お前を見て罪悪感も感じた。
明るく堂々とした態度に感心もした。でも俺を責めた。
生意気だよ」とヨニに愚痴る。
チスはジンギョンを呼び、
「イノクをどうしたい?お前が望むならセウンに住まわせてもいい。」と言うが「いやよ」とジンギョン。
「彼女は入院しているって、入院費も高額らしい」とヨニ。
「お前には母親が二人いるだけだ」とチス。
「いやだって、関わりたくない」とジンギョン。
ヨニは「あとで後悔する、強がりはやめて」とジンギョンに頼む。
次の日
ジンギョンは朝から出かけたようだ。
ヒャンジャは「ウチャン兄さんは会社を辞め、旅籠を出て行った。
ジンギョンはついていったかな?」とヨニに話す。
ヨニは義母に
「早く良くなってください」と言うが
「隣人のお見舞いみたい、あんたの娘はどこまで生意気なの?
市場で育ったせいか男の前でも遠慮せず目上の人に刃向って・・
あんたはどう思う?母親がいないせい?」と嫌味言う義母だ。
チスはヨニが落ち込んでいるのに気が付く。
「イノクさんがセウンに戻ることをお義母さんは恐れているみたい」
「俺に買収され、お前を裏切った人なのに・・お前は許せるのか・・
俺も許せないか・・」とチス。
「許す資格なんてない。入院費を払ってあげて」と頼むヨニだ。
セウン物産
ウチャンが担当した原料の価格があがっていると本社からヤン部長に連絡が入る。
ヤン部長は「輸入さえうまくいけば年間売るあげ目標額が達成する」とチスに報告する。
キム理事は「面倒が起る前にウチャンを追い出さないと・・
彼の紅参を横取りした金でここを設立し・・」と言い、
チスは灰皿を投げ、「口に気をつけろ」と怒る。
ジョンスがチスに会いに来た。
「イノクおばさんをセウンに連れてくる。大奥様にあきらめるように・・」と頼む。
チスはイノクの入院代を出し、「ジンギョンの実母だからな」と言って
ジョンスに金を受け取らせる。
ジョンスはインクの入院費代をスングムに渡し、
「必ず連れてこいよ。ウチャンにも会ったら連れてこい」と言う。
スングムはソウルに向かう。
イノクはスングムが迎えに来たと言うと一瞬明るい顔になる。
スングムは入院費を払いに行くとすでに払ってある。
スボクが借金して払ったようだ。
「チスからの金は使えない。返せ」と怒る。
イノクは一人で退院してしまう。
イノクの病室にジンギョンが来た。
ベットにイノクがいないのを見て愕然とする。
「死んだの?」と看護婦に聞くと
「退院した」と言われ、子どもの頃イノクに向かって
「消えて。死ねばいいのよ」と言ったことを思い出す。
スボクとスングムはイノクがいた店に行くが
イノクは荷物をまとめて出て行ったと聞く。
ジンギョンも店に来た。
スングムがイノクをセウンに連れて行くと知る。
「なぜ、あんたが?家はあるの?旅籠住まいなのに・・
連れて行ってどうするの?今どこにいるの?
故郷もないくせに・・」と興奮しているジンギョン。
「一緒に捜そう」とスングムに言われるが
「いやよ。あの女を連れてこないで、近くにいてほしくない」とジンギョン。
イノクはバスターミナルにいる。
偶然ウチャンに会う。
「見なかったことにして、セウンにいけない。ジンギョンのところには行けない」
「誰がジンギョンの所に行けと?俺たちと暮らそう。
ジョンス兄さんが薬局閉めて捜し回ってほしい?
兄さんにとっておばさんは母親同然なんだ」と説得するウチャン。
ウチャンは捜しに来たスボクにイノクを託す。
スボクからバスターミナルでウチャンに会ったと聞き
スングムは急いでバスターミナルに向かう。
バスに乗りそうなウチャンを見つける。
「心配したのよ。セウンに戻ろう。」と言って
ウチャンのカバンを持ち、ウチャンの手を取るスングム。
「俺はなかなかついているな。一番会いたかった人とここで会えた。
うれしいよ」とウチャンはスングムを見つめて・・・・