テピョンが寺に着くとホン女史がいる。
「なぜここに?」
「テジンに会いに・・」とホン女史。
「もしよかったら、話しませんか?」とテピョン。
「ここはいつ知りましたか?兄さんの死因は?」と聞くテピョン。
「最近知った。死因も大体聞いた。先立たれた子のお参りなんて、
勇気が出なかった」とホン女史。
「兄さんはずっと苦しんでいた。苦しみを忘れるためにバイクに乗っていた。」
「何に苦しんできたの?」
「いつか、話します」とテピョン。
「つい焦ってしまい、あなたの気持ちを考えず、してあげたいことが多くて・・・
どうか、会いたくないなんて言わないで」とホン女史。
テピョンはゴヌクから渡された写真を出す。
「親子とわかってからも黙っていたと?事実ですか?
俺を結婚させたいだけなの?」
「ゴヌクを私のせいで傷つけてきた。あなたを見つけた後、悪態を・・・
ウギョンのこともあってつらかったと思う。気になって調べていた。
すぐに会いに行かず、ごめんなさい。」とホン女史。
ホン女史の車をテピョンが運転している。
「勝手に保証金を送ったこと謝りたい。1階の人に会っても?」とホン女史。
ウギョンから電話。ホン女史が代わりに出る。
ウギョンはテピョンとホン女史が一緒にいると知る。
「私がテピョンの居場所を教えたの。テジンは頭もよくて無口でいい男だった。
あの時間がなければ生きていた。」とヨンジ。
「どんな事件?」とウギョンは聞くがヨンジは話したくないと言う。
ホン女史はヨンジ父たちに会って、保証金のことを謝っている。
「息子がお世話になった方に失礼なことをして恥ずかしいです。」
「いいんです。テピョンが平凡でも幸せに暮らしてくれれば何も望まない。
母親の役目を思う存分果たしてください」とジヨン父。
「家族同様に思い、皆さんのために尽くします」とホン女史。
ジヨン兄とジェナムは3000万がホン女史に返されたと聞き、ショックだが、
「テピョンに尽くせば、昇進できるかも?」とジェナムに言われ、
ジヨン兄はその気になる。
ホン女史はテピョンの家にいる。
テピョンが電話で席を立つと、ジュソンはホン女史に
「おばさんが先生と叔父さんを助けてあげて。おばさんの息子と言ったら、
許してくれるかも?」と言い、ソンアは「私たちがいなければ許すかも?」
ヒレは「私たちがいなくてもダメかも?」と話す。
チョルリョンの兄を捜すと言うホン女史。
テピョンがお礼を言うと「力になれてうれしい」と言うホン女史。
ホン女史はゴヌクにテピョンの写真を差し出す。
「テピョンは実の息子。母親よりあなたを信じると?損するのはあなたよ。
テピョンはあなたとは違うわ。テピョンはあなたを心配していた。」とホン女史。
ジェサンはテピョンの写真を見て「そのうち、同居したいと言うかも?
母さんの解任を急ぐよう、理事たちに言おう」と言う。
ホン女史はテピョンのところにいる子供たちを調べて、
チョルリョンの兄は洪川から捜してとキム部長に指示する。
次の日
ホギョンは庭に出て風にあったている。
「キムさんたちともう一度出かけたい。この前より遠く」
「あいつの話はするな」と会長。
「キムさんは初めてここに来たとき、言ったんだ。
僕を見て、車いすの人の世話は初めてだから、どうすべきか教えてと・・
他の家政婦みたいに敬遠したり知ったかぶりせず・・
僕はそんな彼といる時が楽でね、キムさんは窓のような人、外の景色を見せ、
外に出たいと思わせる。家族でもできなかったことを彼はやった。
僕はウギョンの相手は金持ちや地位のある人より、
キムさんのような心のきれいな人がいいと思う」とホギョン。
会長は黙って聞いていた。
ホン女史はサンジおばあさんと会っている。
「4人の子どもを私が支援して、テピョンが育てるより、いい環境を与え、
教育の世話をする。少しでもテピョンの条件をよくしたい。
すぐには無理でも、ウギョンの好きな相手なので、長い目で見てください。
テピョンにチャンスをください」とサンジおばあさんに頼むホン女史。
子どもらの情報を調べたキム部長は報告書をホン女史に渡す。
ジヨン兄はゴヌクに「自然水開発公社から契約条件を返上された」と報告する。
「最近、ホン女史はテピョンの家によく来ます。
テピョンを大事に思っているようです。俺はテピョンの兄同様です。
だから俺たち3兄弟でいつか仲良く飲みましょう。」と
ジヨン兄は言うが、ゴヌクに「仕事に戻れ」と言われてしまう。
ゴヌクはテピョンに会っている。
「忠告したのに・・母とずっと住んでいる俺の言葉は信じられない?
そんなに傷つきたい?」とゴヌク。
「人からではなく、自分の目で見た上、ありのままのホン女史を知りたい。」
「後悔するよ」とゴヌク。
「俺はぺクさんのことも知りたい。偏見持たず…」
「君と親密になる気はない。君が俺ならそうしたい?」
ゴヌクはヨンジを呼び出し、
「時々会って、キムさんやヒレさんのことを聞きたい。
まだ直接聞く仲ではないから…」
「わかったわ。一番高い料理を注文してもいい?お土産にお寿司もほしい」とヨンジ。
チョルリョンはジュヒと一緒に兄を捜しに行くとジュサンの誘導質問でばれてしまう。
ウギョンはテピョンを呼び出し、ボーリングに誘う。
ボーリング対決で「勝った人の言う事を聞く」という賭けをする。
テピョンがようやくストライクを出すと二人で抱き合って喜ぶ。
公園でテピョン達はサンドイッチを食べるようだ。
テピョンは買ってきたサンドイッチをだし、花束をウギョンに渡す。
「約束したでしょ?いつか花束を買うって・・」
「素敵だわ」とウギョン。
「ごめんなさい。ご馳走もせず、いいところにもいけず・・・
好きです。先生のこと、心から好きです。だからどこにも行かず、
こんな情けない俺だけど、そばにいて。」とテピョン。
ウギョンは涙を流しながら、「もちろん。どこにも行かない」
二人は見つめあって、テピョンはおでこにキスをする。
ホン女史からチョルリョンの兄が見つかったと聞き、
テピョン達は病院へ向かう。チョルリョンも遅れて到着する。
ホン女史はテピョン達を霊安室へ連れて行く。
チョルリョンは一人で霊安室に入り、確認する。
「兄さん、兄さん」と叫び声が霊安室から聞こえてくる。
「もう亡くなっていたの…」とホン女史。
「兄さん…」とチョルリョンの声が響き・・・・