店に来たドンウに
「諦めるべきかな?大学行くこと・・もっとよく考えるべきだった」とサムセンは言う。
「やっと決心したのに、気が変わった理由は何だ。家族のことか?
もっと自分のことを考えろ」とドンウ。
ピルスンはキジンからもらったスカーフをして、へジュにごま油を売りに行く。
「スカーフはキジン兄さんからもらった、昔から優しくしてくれるの」と話すピルスン。
ヘジュもスカーフをしているので誰からもらったのか聞くピルスン。
「ここに住んでいるドンウって子よ。誕生プレゼントでくれたの」というヘジュ。
ピルスンはキジンのスカーフは実はへジュにあげるものだったと知ったピルスン。
ドンウはキジンに呼ばれる。
「グモクが留学するといいだし、頭が痛い」というキジン。
「サムセンがやっとの思いで大学に行くと決めたのに行かないといいだし・・・
家族のせいだ。あいつはついていない。孤児の俺の方が幸せに思えてくる」と
それぞれ悩んでいることを話す。
キジンに言われてウシン製薬のパク常務に会うため喫茶店に行くドンウ。
ジソンを見かける。
「女を稼がせ、大学行っているくせに…サムセンは大学をあきらめると・・
妹の授業料も払えないのに、大学なんて通えるわけない。
若い女をこき使って、お前の家もひどいな」とドンウはジソンに言う。
パク常務が来たので、ドンウは席を移る。
ジソンはジソン父と何か決めたようで、ジソン母、サムセンには内緒にと念を押す。
サムセンはチャンヒの授業料を工面できたようでチャンヒに渡しに行く。
チャンヒは誰からかお金をもらったようだ。
チャンヒのお金と自分が持ってきたお金を交換するサムセン。
ジソンの家
外で笛の音が聞こえる。サムセンは「ボールペンを買いに行く」と言って出かける。
外にはドンウがいる。「夜学に来ていないから、心配になって…」とドンウ。
サムセンはチャンヒにくれたお金をドンウに返し、「もう構わないで」というサムセン。
「俺が学費を出すから、大学へ行け。そのくらいは何とかなる。俺を信じて…」
「イヤよ。なぜ私がパク君の世話に?いやだから、もうその話するなら来ないで」
と言ってサムセンは家に戻ってしまう。
「まったく寂しいこというなよ…」ドンウはつぶやく。
サムセンはなかなか眠れず台所へ行くと、ジソンも来る。
「大学いかないのか?その決定は正しいと思うよ。僕が間違っていた。
お前に大学はぜいたくだ。今のまま薬房で働け。この前言ったよな?
裁断師と友達になってほしいと、なぜ僕がそんな人と?
家政婦のお前に優しくしたから勘違いした?
お前の大学問題だって、どうでもいい。勝手にしろ」とジソンはサムセンに言う。
ジソンの言葉が信じられないサムセン。
ドンウやジソンに言われたことを思い出し、泣けてくるサムセン。
院長が援助してくれるという話も思い出す。
次の日
院長はグモクの留学のことを考えている。
サムセンが院長を訪ねてくる。
「院長の提案を受け入れることにしました。力を貸してください」とサムセン。
「それでいいんだ。気持ちは分かった。もう何も心配するな」
「ありとうございます」と何度も言うサムセン。
サムセンが院長室から出てくるのを見たグモク。
グモクは院長にサムセンが来た理由を聞くが
「お前には関係ない。父さん?私のことを父と思っているのか?
私はお前を甘やかしたようだ。留学は許さない。あきらめなさい」と
院長ははっきり言う。
もう一度、頼みに行くグモク。
「今まで私はお前の望みをすべてかなえてきた。
でも今回ばかりは聞いてやれない。すまない」と院長。
「やりたいことは我慢できない。父さんも知っているでしょ?」
「顔も見たくない。」と院長。
ますます院長を怒らせてしまったグモク。グモクは泣いて部屋に戻る。
院長は一人でお酒を飲んでいる。キジンが来る。
「グモクを許せない。大切に育てたのに・・父を置いて遠くに行くなんて・・
考えると腹が立つ。グモクが憎くてたまらない」と院長はキジンに愚痴る。
「今からでも東洋医学部に行かせましょう」とキジンは言うが、
「グモクはここにいるだけでいい。留学できないのに
ほかの勉強が手につくと?漢江に飛び込むと騒ぎ出すさ。
サムセンが来た。東洋医学部に行くと…援助することにした。
昔、学校行かせるという約束を今からでも守ろうと・・
人生は皮肉だ。娘に頼んでも嫌がる道を、あの子は自ら歩もうとする。」と院長。
「サムセンを後継者に考えているんですか?」とキジンに聞かれ・・・・