家のドアを開けると、見慣れた靴があった。
今日は会えないって言ってたのに・・・



急いで、中に入る。



「あ!智くん。おかえり。早かったね」


「翔くん、来てたんだ。今日は会えないって言ってたから、
靴があってビックリしたよ」


「貴方こそ、今日はお祝いだから、
飲んでくるのかと思ってた」


「お祝い?」


「ん。入所日でしょ?今日は。
しかも20周年!ハイ。これ渡したくて来たんだ」



翔君くんがバラの花束を、
おいらにボンっと渡して来た。



「うわあ、すげー。これ、全部色違うんじゃないの?」



「さすが、よく気づいたね。全部で20本。
何本かは同じのあるんだけど、
出来るだけ違う色にしてもらったんだ。
だって、貴方の20年は、色んなことがあっただろうから」


「ふふ、やることがキザだなー」


「貴方にだけだよ」



そう言うと翔くんが優しく抱きしめてくれた。



「20周年おめでとう!
これからも俺の憧れの人でいてください!」




ふわっと身体が離れ、顎を掬われ、口付けされる。
おいらは翔くんの首に巻きつき、これに応えた。



翔くんの深い口付けに、
おいらは立ってられなくて、
もらった花束を床に落とし、
翔くんに思わずしがみつく。



翔くんがおいらの身体を支え、唇は離した。



「はー・・・ごめん、がっつきすぎたね」


「も、本当だよ・・・」



ぎゅうっと強く抱きしめられる。
おいらも翔くんの背中に手を回す。



「それにしても信じられないな。
あの大野智が、俺の恋人なんて。今でも初めて逢った日のこと、
鮮明に覚えてるよ。こんな男の人がいるんだってビックリしたんだもん!」


「?・・・おいらも覚えているよ。
あの、ちっこくて、生意気な瞳をした子供が、
こんなイケメンに成長するなんてね」


「また、ちっこいって言った!もう忘れてよ」


「無理だよ!あのちっこくて、生意気で、
だけどめっちゃ可愛い翔くんに瞬時に、
心を奪われて、今も抜け出せそうにないんだもん」



「・・・智くん」


「?・・・ちょ、しょおくん・・・うわあ」



翔くんにいきなり抱き上げられた。
そのまま歩き出す翔くん。



寝室に入り、ベットに下ろされる。



「貴方ってなんでそんなに俺をその気にさせるのが上手いんだろ」


「ちょっと・・・おいらそんなつもりじゃ・・・」


「ふふ、もう黙ろうか・・・」




ベットに押し 倒され、縫いとめられる。
妖しい笑みを浮かべる翔くんに唇を塞がれた。




「んんっ・・・しょおく・・せめて、シャワー・・・」



「ん、・・・後でね」



「んっ・・・はあ・・・しょお・・・ああっ」










おしまい♡


今夜はこんな甘い夜を過ごして欲しいな( ̄▽+ ̄*)
いや、まさに今・・・・?








遅くなりましたが、


大野智さま♡


入所20周年おめでとうございます‼︎


この長い間に、私なんかじゃ想像出来ない色々なことがあったでしょう。
嬉しいことや、楽しい事、
嫌なこと、悔しいこと、泣きそうになること・・・


でも辞めずに、あの世界にいてくれてありがとうです。


私は毎日貴方を追いかけ、癒されています♪
貴方が大好きです。これからもずっと好き。


これからも、貴方のまま、何にも流されず、自由な貴方でいてください。





くろねこより、愛を込めて♡