本当、うちのおじさん達は焦れったい。
お互いを思う気持ちがダダ漏れなのに、
当人達はお互いに気づいてないし、誰にもばれてないと思ってるんだ。


でもこれは私にとって好都合。
だって私はあなたことが好きだから。


あなたを好きになった時、
あなたのそばにはすでにあの人がいた。
そしてあなたもあの人を想ってるんだってすぐ分かった。


それほどあなたのことを見ていたんだから、
私に隠そうなんて100年早い!


悔しいからあなた達が両想いだって、
そのことをあなたには教えてやらない。


あなたの笑い顔が好き。
あなたの笑い声が好き。
あなたの寝顔が好き。
あなたの真剣な顔、踊り、歌に関して妥協しないとこが好き。
あなたの人に優しく、自分に厳しいとこが好き。
あなたの描く世界が好き。
あなたの綺麗な手が好き。
あなたの普段ボーとしてるのに、人のちょっとした変化に気づくとこが好き。
あなたの自分を押し付けないとこが好き。


あなたの好きなとこを上げるとキリがない。
こんなに好きなのに、
どうしてあなたの好きな人は私じゃないんだろ。


だからせめてあなたには嫌われたくない。
私はあなたが好きだから、あなたの味方になる。
あなたが困ってたら、私があなたを救ってあげる。


あなたは誰にでも優しくて、誰にでも無防備だから。
ほんと心配だよ。

まだあなたを誰のものにもしたくない。
ごめんね。あなたの幸せを願ってるよ、誰よりも。
でもまだまだ私、あなたに甘えていたいんだ。


大野さん、私はあなたを愛しています。


翔さん、両想いだからって、調子に乗らないでくださいよ。
私は大野さんの味方ですが、あなたは私のライバルなんだから、
大野さんを泣かしたら、ただじゃおきませんよ。
覚悟しといてくださいね。