発表会 | cloudyのブログ

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日々のつぶやき・ひとりごと

昨日、奥さんと娘ちゃんが習っているフルート教室の発表会を聞きに行ってきました。

娘ちゃん、2回目の参加で、昨年はリコーダー、今年はファイフでの参加です。

昨年は前日から緊張した様子でしたが、今年はいたって平常心、楽しみにもしているようにも見えました。

ちゃんと挨拶もできたし、奥さんとの二重奏だったのですが、息を合わせようとする姿や、目や顔を向ける姿が、それっぽく見えました。
演奏自体も止まることなく、2曲しっかりと吹ききりました。
なんとも頼もしい娘ちゃんです。

奥さんも、普段一緒に活動している方とピアノとのアンサンブル。
3曲からなる小品で、約10分ほどあるそこそこの大曲。
奥さんの大好きな曲で、ずっと演奏したいと思っていた曲を演奏できました。
いつも思うけど、今回は特に仕事もフルタイムになり、なかなか練習時間をとるのが難しくなってるなかで、それでも時間を作り出している姿を見て、尊敬します。

だからこそ、その演奏を聞くのは緊張します。
彼女の思い描いている演奏になって欲しい、気持ちよく演奏をして、悔いのないものにして欲しい、そんな思いで聞いてしまいます。
本人はいつもダメなところを挙げていますが、僕はどんな形であれ、やりきったこと、聞いていてやっぱり素敵な曲だなって思えたこと、なにより彼女が気持ちの入った楽しそうな演奏にしようという思いが伝わってきた、とても素敵な演奏だと感じました。

僕は彼女の演奏に感動を覚えてからずっと、一番のファンだと自負しています。
昨日、彼女の演奏が素敵で、やっぱり大好きだって思えました。
これからも彼女が彼女らしい演奏をしていってくれることを願っています。

それと、昨日娘ちゃんから
「今日の演奏何点だった?」という質問が。
いつか聞かれるだろうと思っていたけど、意外と早く来たなと感じながら、こう答えました。

「うーん、パパは点数はつけられないかな。
点数をつけるのって、きっと演奏しているひとだけができると思うんだよね。
一生懸命練習をして、苦しくて、辛くて、それでも頑張って、それで本番に立つことが出来て演奏ができて。
それまでのことがあるから本番があって。
パパはママや娘ちゃんのそういう姿を見てきてるから、点数をつけるとしたら本番に立っているっていうだけで100点だよ。
本番に出たくても出られないひとだっているんだからさ。
一生懸命練習して、本番に出られないと、悔しいし悲しいでしょ?
だから本番に出られるってことはスゴいことだと思うんだ。
もうそれだけでパパは100点だと思う。
でもね、ちゃんと練習していなかったら、聞いている人がわかるよりも、きっと演奏している人の方がわかると思うんだよね。
ちゃんと練習をしていないひとは自分に100点つけられるかな?
きっとつけれないと思うんだ。
だから、娘ちゃんが100点だと思えるなら、それは100点の演奏だってことだよ。」

首をかしげながら、はにかんでたけど(笑)、じゃあ100点かな?って言ってたから、娘ちゃんは娘ちゃんなりに頑張ったと思えたんだなって安心しました。

ただ上手になって欲しい、じゃなくて、音楽を文字通り楽しんで欲しい。
音楽を好きでいて、ずっと演奏を続けて欲しい。
僕の尊敬する奥さんのように。
そんな風に改めて思えた1日でした。