もうすぐ兄の十七回忌。
早いものだ。
古本屋で兄の携わった本を見つけたが、手に取るほどの心のざわつきはなかった。
兄は、割と早くからの所謂オタクだったと思う。当時は「オタク」という言葉すらまだなかったのではないだろうか。
兄妹してファンロード誌に投稿したり、漫画やアニメなどのサークルに参加していたり、それらのオフ会(この言い方も勿論当時はなかったw)やコミケに出かけたり。
ちなみに、当時中学生の私が入っていたサークルには犬上すくねさん(当時は別のペンネームだった)がいた。一緒にお好み焼きを食べたり売り子をした記憶がある。
兄はどちらかと言えばゲーム方面が得意で、美大在学中からあるゲーム誌に携わり書籍も出している。
彼が生きていたら
初音ミクも
少年エースも
機動戦士ガンダム THE ORIGINも
ファイブスターストーリーの再開も
戦場の絆も
ジョジョ展も
etc…
彼と一緒に楽しめたんじゃないかと、ふと考えてしまうんだな。逝くのが早かったぞ、兄よ。
兄の死後何やらケチをつけていたサイトのオーナーや彼がお世話になった人達は、今頃どうしてるんだろう。
残していた業務を私がいくつか行った際に連絡を取り合った人、UCの自助サイトで励ましてくれていた人、幼馴染や昔の同級生とはSNSで繋がったりしていて、何となく今でも兄を介しての関係だと感じる人もいる。
詳しくは知らないが、兄の遺したほんの少しの財産は
「病気と闘って頑張っている人達のために」
と両親が寄付をしたらしい。
時々IBDを持つ人と話す機会はあって、頑張って欲しい、でも頑張りすぎてはいけないよ、と思わずにはいられない。中にはオタクな人もいて、
「そんな素敵なお兄さん!」
と言ってもらえたりして、今でも時々兄のことで嬉しい瞬間もある。
ふー。
とはいえ、年月は流れ続けていて
両親も弟も私も従兄弟たちも、兄を知ってる最後の人達になってしまうんだなあ
と、ふと寂しくもなる。
何だかとりとめのない文になってしまった。すあまと遊んで今日に意識を戻すことにする。