3月11日15時ちょっと前に起きた大地震、千葉県の自宅にいた私は無事。

強く長い揺れに本棚やデスクから物が落下、窓を開け、ベッドの下に潜り込んだ。

破損も怪我もなし。

家族と彼、全員の安否を確認出来たのは夜。皆無事だったけど、父は都内の集まりに出席していて鉄道機関ストップのためその日は帰れず。

夜遅くようやく母と電話が繋がった時、入院していた親類が亡くなったと聞かされた。酸素吸入中に地震による停電が起きたのだそう。

余震やニュースが気になったのと色々考えて神経が高ぶっていたんだろう、明け方まで眠れないうえに動悸と過呼吸。鼻と口に袋を当て、痺れがちな指で彼にわけわからん八つ当たりメールをしたりした。残り少ない頓服を服用していつの間にか眠った。

12日夜、近所の西友に買い物に行くと、パンやチョコレート、インスタント食品の棚がガラガラ。

カップめんや飲料を箱買いする人をたくさんみかけた。とりあえず私も高野豆腐、チョコレート、ナッツ、ドライフルーツ、野菜ジュースなどを備蓄。

夜、彼がうちに来た。ほっとした。

先ほど、遠くの友人から思わぬ訃報がメールされてきた。被災ではない。

被災者達が大変なのはわかっている。でも皆がそれにばかり気を取られているうちに、消えていく命もあるという事実。

誰も気付いてやれなかった。

被災してなくても困難を抱えてる人はいる。被災地、被災者に何かしたくても出来ないと嘆く前に、身近な人に優しくしたい。

やりきれない。